トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所6号機使用済燃料プールの冷却停止について
平成26年2月25日
東京電力株式会社
昨日(2月24日)午前10時33分に、福島第一原子力発電所6号機補機冷却海水系を全台停止することに伴い、使用済燃料プール冷却系を停止し、昨日午後0時41分に残留熱除去系による非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)に切り替えております。(昨日、お知らせ済み)
その後、6号機残留熱除去系A系(非常時熱負荷運転中)の系統水の一部が圧力抑制室に流れていることを確認したことから、昨日午後7時8分に残留熱除去系A系を停止し、B系の起動準備を行いました。
残留熱除去系A系からB系への切り替えに伴い、漏えい箇所を調査したところ、残留熱除去系ポンプ吸込ライン(A系、B系共通ライン)にある安全弁から系統水の一部が圧力抑制室に流れている可能性が高いことから、B系の起動は行いませんでした。
安全弁から圧力抑制室への流入が圧力抑制室の容量に対して多くないことから、この後、残留熱除去系A系を再起動して、使用済燃料プールの冷却を再開する予定です。また、本日(2月25日)午前中、準備が整い次第、補機冷却海水系の復旧作業を開始し、午後5時頃までに補機冷却海水系による使用済燃料プールの冷却を再開する予定です。
冷却系停止時のプール水温度上昇率評価値は0.4℃/hで、本日午前0時時点の使用済燃料プールの水温は19.0℃であることから、残留熱除去系A系の再起動まで、運転上の制限値65℃に対して余裕があり、使用済燃料プール水温度の管理上問題ありません。
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.