トップページ > リリース・お知らせ一覧 > プレスリリース > 2014年 > (コメント)取締役会長の辞任にあたって
平成26年1月15日
東京電力株式会社
取締役会長
下河邉 和彦
取締役会長の職を辞するにあたり、私自身の所感について書面をもってお伝えさせていただきます。
本年3月末日をもって取締役会長の職を辞し、數土文夫氏に後任会長をお願いすることとなりました。
就任してから今日までの1年半あまり、取締役会長として、廣瀬社長と二人三脚で役員や全社員と力を合わせて、福島原子力事故の収束、被災された方々への賠償、経営改革・意識改革など、困難な課題に取り組んでまいりました。
また、約100箇所の事業所を直接訪問し、現場第一線の声をしっかりと受け止めながら、経営の声を直接社員に伝えて叱咤激励してまいりました。
その結果、まだまだ血のにじむような懸命の努力が必要ですが、ようやく少しずつ具体的な手応えや前進を実感できるようになってきたと思っております。
また、本日、経済産業大臣から「新・総合特別事業計画」について認定をいただきました。これにより、道程は大変険しいものの、東京電力が進むべき具体的な道筋、光景がようやく見えてまいりました。
今後は、この計画のもと、全社が一つになって、福島の復興推進、経営改革・再建に邁進していくことになります。
こうした大きな節目を迎え、新しい事業計画をスタートから力強く実行に移していくためには、このタイミングで新会長に経営改革の舵取りをお願いすることが望ましいと考えました。
數土文夫氏は、ご案内のとおり、JFEホールディングスの社長をはじめ経営者として大変豊富な経験をお持ちであり、これまでも当社の社外取締役として厳しく経営改革の舵取りを行っていただいております。
取締役会長として、廣瀬社長とともに「新・総合特別事業計画」を実行し、新生東電を築きあげていく上で、最も相応しい方だと確信しております。
私自身の任期は残り2か月半となりますが、その間、引き続き全力で職責を全うしてまいる所存です。
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.