トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所H5、G6タンクエリアの堰からの漏えい(続報4)
平成25年12月23日
東京電力株式会社
昨日(12月22日)確認されました、H5タンクエリア北東側およびG6北タンクエリア北側、西側の堰からの漏水に関する続報をお知らせいたします。
漏えいの拡大防止策として、G6北タンクエリア北側堰について土のう及びビニルシートによる漏えい受けの設置、及び西側堰についてコーキング剤による補修を実施し、それぞれ昨日(12月22日)午後9時15分に完了しております。
また、G6北タンクエリア堰内水のG6南タンクエリア堰内への移送については、昨日(12月22日)午後7時20分に移送を開始しましたが、G6北タンクエリア堰内の水位が約2cmまで低下し、仮設ポンプでの吸い上げが難しくなったことから、同日午後11時10分に停止しました。
移送停止後にパトロールを実施し、移送配管や移送先で漏えい等の異常がないことを確認しました。
堰から漏えいした水の量については、パトロールにて堰内水が漏えいしていないことを確認した昨日(12月22日)午前11時頃から、漏えいの拡大防止策の完了までを漏えい継続時間とした場合、漏えい量(土壌への染み込み量)はH5タンクエリア北東側において約1.0m3、G6北タンクエリアにて約0.8m3であると推定しております。
H5タンクエリアおよびG6北タンクエリアにおいて昨日(12月22日)採取した堰内の水のサンプリングを実施した結果、H5タンクエリア堰内水の全ベータは1,000Bq/L、G6北タンクエリア堰内水の全ベータは25Bq/Lでした。
H5エリアタンク及びG6北エリアタンクの水位に有意な低下が見られなかったこと、H5エリアのタンク内水の全ベータは約3.6×10^8 Bq/L、G6北エリアのタンク内水の全ベータは約1.4×10^8Bq/Lであり、わずかなタンク内水の漏えいで堰内水の全ベータが上昇することになるため、今回漏えいした堰内水は雨水であり、タンク内水の漏えいは無かったものと考えています。
<参考>
【H5タンクエリア北東側】
12月22日採取分の当該漏えい箇所の堰の内側のサンプリング結果
・全ベータ:1,000Bq/L
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:13Bq/L)
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:17Bq/L)
・ストロンチウム90:190Bq/L
12月22日採取の堰内の四隅のサンプリング結果
・全ベータ:810Bq/L
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:12Bq/L)
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:17Bq/L)
・ストロンチウム90:140Bq/L
12月20日採取の堰内の四隅のサンプリング結果
・全ベータ:470Bq/L
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:12Bq/L)
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:18Bq/L)
・ストロンチウム90:77Bq/L
【G6北タンクエリア北側】
12月22日採取分の当該漏えい箇所の堰の内側のサンプリング結果
・全ベータ:25Bq/L
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:13Bq/L)
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:17Bq/L)
・ストロンチウム90:2.7Bq/L
【G6北タンクエリア西側】
12月22日採取分の当該漏えい箇所の堰の内側のサンプリング結果
・全ベータ:27Bq/L
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:11Bq/L)
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:18Bq/L)
・ストロンチウム90:3.5Bq/L
【G6北タンクエリア堰内水】
12月22日採取の堰内の四隅のサンプリング結果
・全ベータ:32Bq/L
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:12Bq/L)
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:17Bq/L)
・ストロンチウム90:2.6Bq/L
12月20日採取の堰内の四隅のサンプリング結果
・全ベータ:21Bq/L
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:12Bq/L)
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:18Bq/L)
・ストロンチウム90:3.7Bq/L
以 上
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