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プレスリリース 2013年

常陸那珂火力発電所2号機の営業運転開始について

平成25年12月18日
東京電力株式会社

 当社は、本日、常陸那珂火力発電所2号機(100.0万kW)の営業運転を開始いたしました。
 常陸那珂火力発電所2号機の発電設備には、超々臨界圧(USC)型を採用しており、石炭火力として世界最高水準となる熱効率45.2%(発電端)を実現しております。
 なお、当社の石炭火力としては、広野火力発電所5,6号機、常陸那珂火力発電所1号機に加え、現在では4つ目のプラントとなり、既設の1号機をあわせた常陸那珂火力発電所の総出力は200万kWとなります。

 常陸那珂火力発電所2号機の特長は次のとおりです。

(1)安定性、経済性に優れた石炭燃料を使用
 石炭は、中国、アメリカ、インド、オーストラリアなど世界中に幅広く分布しており、可採年数も100年超と他の化石燃料と比較して最も長く、安定した供給が期待できます。加えて、他の化石燃料に比較して安価であり経済性も優れた燃料です。

(2)石炭火力としては最高水準の熱効率45.2%を実現
 超々臨界圧(USC)型を採用することでタービンへ送られる蒸気の高温・高圧化を図るとともに、低圧タービンには常陸那珂火力発電所1号機と同設計の41インチ翼を採用することで、石炭火力としては最高水準となる熱効率45.2%(発電端)を実現しております。その結果、CO2排出量の抑制にも寄与いたします。

※超々臨界圧(USC:Ultra Super Critical Power Plant)型とは、高圧力で水を加熱して温度を上げていくと、水が直ちに蒸気に変化する現象を利用したもので、一般的には蒸気圧24.1メガパスカル以上、蒸気温度593℃以上のものを指します。

(3)環境に配慮した石炭火力発電プラントを実現
 硫黄酸化物(SOx)ならびに窒素酸化物(NOx)対策として低NOxバーナーや脱硫・脱硝装置を設置いたします。さらに電気式集じん装置の設置により、ばいじんを低減するとともに、石炭粉じん飛散対策として密閉型ベルトコンベヤを採用するなど大気汚染の防止を図りました。

 当社といたしましては、引き続き、電力設備の確実な運転・保守を含めた供給力の確保を着実に進めていくことで、安定供給に全力を尽くしてまいります。

以 上

別紙

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