トップページ > リリース・お知らせ一覧 > プレスリリース > 2013年 > 福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業開始について
平成25年11月18日
東京電力株式会社
当社は、「福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」に基づき、4号機使用済燃料プールから燃料集合体を取り出すための作業に関わる準備を進めてまいりましたが、本日11月18日、本作業を開始いたしましたのでお知らせいたします。あわせて、この作業に伴うモニタリングポストの指示値に変動ないことを確認しております。
この度の燃料取り出し作業につきましては、平成23年3月11日に発生いたしました福島第一原子力発電所の事故以前から同発電所で使用していた、燃料集合体を22体装てんすることが可能な構内用輸送容器(キャスク*、型式:NFT-22B)へ、4号機の使用済燃料プール内の燃料ラックから1体ずつ取り出した燃料集合体を装てんし、共用プール建屋のプール内へ移送および保管を行うものです。
なお、本作業については、平成26年末頃を目標に、適宜、実施していくことといたしますが、燃料集合体の移送に関わる詳細日程などについては、核物質防護上の観点から、お知らせすることができませんのでご了承ください。
今後、燃料集合体の移送作業に関わる進捗状況については、定期的に取りまとめ、お知らせさせていただきます。
*核燃料などの放射性物質を収容し、貯蔵・運搬する金属性の容器。
以 上
■福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業実績
平成25年11月18日
午前11時45分 構内用輸送容器を容器仕立ピットから使用済燃料プールへ移動開始
午後0時00分 構内用輸送容器が使用済燃料プール内に着水
午後0時30分 構内用輸送容器が使用済燃料プールの底に着床
午後3時18分 燃料集合体(未照射燃料)の吊り上げ作業を開始
午後3時25分 1体目の燃料集合体(未照射燃料)を吊り上げ開始
午後3時57分 1体目の燃料集合体(未照射燃料)を構内用輸送容器へ装てん
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