トップページ > リリース・お知らせ一覧 > プレスリリース > 2013年 > 福島第一原子力発電所1~4号機における滞留水貯留タンク増設計画の原子力規制委員会への報告について(平成25年10月時点)
平成25年11月1日
東京電力株式会社
平成24年7月25日、当社は、経済産業省原子力安全・保安院より、「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画に係る更なる対応について(指示)」の指示文書*1を受領いたしました。
平成24年8月27日、当社は、「今後3年間の濃縮塩水や多核種除去設備等で処理した処理済水などの水の発生量を明らかにした上で、必要な容量の貯留タンクの増設計画」について、同院へ報告いたしましたが、その後、同院にて開催された本実施計画に関する意見聴取会における意見等も踏まえ、平成24年9月7日、当社は、貯留タンクの増設計画を、同院へ報告いたしました。
(平成24年8月27日、平成24年9月7日お知らせ済み)
その後、半期毎に滞留水貯留タンクの増設計画を報告することとしており、平成25年3月に原子力規制委員会へ報告しております。
当社は、平成25年10月時点*2の滞留水貯留タンク増設計画を取りまとめ、昨日、原子力規制委員会へ報告いたしましたのでお知らせいたします。
以 上
添付資料:福島第一原子力発電所1~4号機における滞留水貯留タンク増設計画について (平成25年10月時点)(PDF 195KB)
*1 指示文書
東京電力株式会社福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画に係る更なる対応について(指示)
(20120725原院第4号)
原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、貴社に対し、平成24年3月28日付平成24・03・22原院第3号において、別紙に記載された事項について、東京電力株式会社福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画の策定を指示しました。
これを受けて貴社より同年5月11日(7月24日改訂)に報告のあった「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画」(以下「実施計画報告書」という。)について、本日、当院としての評価結果を取りまとめたところです。
当院は、当該評価結果に従って、下記の項目を実施するとともに、同年8月31日までにその実施状況を報告することを求めます。
記
1.実施計画報告書において信頼性向上対策を講じるとされている設備のうち、具体的な供用期間が定められていない設備については、今後の状態監視や定期的な点検等の結果を踏まえて、取替時期を明確化した保全計画を策定すること。また、使用済燃料プール冷却系については、冷却注水の停止が繰り返し発生していることを受け、制御系電源の多重化など必要な追加対策を実施すること。
2.今後3年間の濃縮塩水や多核種除去設備等で処理した処理済水などの水の発生量を明らかにした上で、必要な容量の貯留タンクの増設計画を同年8月27日までに策定すること。
3.追加的に放出される放射性物質及び敷地内に保管する放射性廃棄物等による敷地境界における実効線量を平成25年3月31日までに年間1ミリシーベルト以下となるよう、各々の放射性廃棄物の取扱方針を明らかにした上で、具体的な線量低減に係る対策を実施計画に従って実施するとともに、定期的に実施状況を確認し、追加的な対策の要否等について検討を行うこと。
4.自発的かつ継続的な信頼性向上の取組を実施するために、経営層自らが信頼性向上活動についての方針を明確化し、その活動状況を確認するための仕組みを構築した上で、必要に応じて適切な資源配分を実現する組織体制を確立すること。また、その活動状況を外部からも検証できるようにすること。
以 上
*2 平成25年10月時点
平成25年9月時点では、平成25年8月19日に確認したタンク漏えいに関する原因を調査しており、また、フランジ型タンクのリプレースについても検討中であったことから、報告時期を10月に変更しています。
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