トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報55)
平成25年10月18日
東京電力株式会社
8月19日に発見した「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れ」に関する続報についてお知らせいたします。
昨日(10月17日)に採取したH4エリア周辺の地下水観測孔E-1において、全ベータ放射能が過去の変動に比較して高い値が確認されました。
<観測孔E-1の分析結果(10月17日採取分)>
・全ベータ: 400,000 Bq/L(過去最高)
・トリチウム:分析中
(参考)
観測孔E-1の分析結果
(10月16日採取分)
・全ベータ: 61 Bq/L
・トリチウム:230,000 Bq/L
(10月15日採取分)
・全ベータ: 90 Bq/L
・トリチウム:260,000 Bq/L
引き続き監視を継続するとともに、汚染土壌の更なる除去に努めてまいります。
その他の分析結果については、前回と比較して有意な変動はありませんでした。
また、昨日(10月17日)に採取したB排水路B-2(B-1の下流)、B-3(C排水路合流地点前)において、全ベータ放射能が過去の変動に対して高い値が確認されました。
<B排水路 B-2(B-1の下流)の分析結果(10月17日採取分)>
・全ベータ: 34,000 Bq/L
・10月16日採取分: 2,300 Bq/L(これまでの過去最高値)
<B排水路 B-3(C排水路合流点前)の分析結果(10月17日採取分)>
・全ベータ: 28,000 Bq/L
・10月16日採取分: 2,200 Bq/L
・9月13日採取分: 4,000 Bq/L(これまでの過去最高値)
全ベータ放射能が上昇した原因は台風により排水溝周辺の汚れが排水溝に流入し、B3の下流に土のうを設置しており溜まり水となっているためと考えており、今後排水溝の清掃を実施いたします。
その他の分析結果につきましては、前回と比較して有意な変動はありませんでした。
今後、H4エリアタンクからの漏えいや平成24年3月26日と4月5日の淡水化装置(逆浸透膜式)で処理後の濃縮塩水移送配管からの漏えいの影響によるものなのか引き続き調査してまいります。
サンプリングの結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/index-j.html
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.