トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所における1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果について
平成25年9月4日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~4号機建屋に隣接している井戸(サブドレンピット)の浄化試験をした結果、ピット内の溜まり水から放射性物質が検出されています。
その流入経路としてフォールアウトの可能性があることから、新たに1~4号機建屋周辺に観測井を設置し、フォールアウトの影響について確認することとしています。
昨日(9月3日)、新たに設置した2号機原子炉建屋(山側)のサブドレン観測井2R-1の水を採取し、本日(9月4日)、セシウムおよび全ベータ等の測定結果が取りまとまったことから、お知らせいたします。
測定の結果、当該観測井より山側に位置する地下水バイパス揚水井と比較して、全ベータおよびセシウム137の値が約10倍となっていますが、近傍のサブドレンの分析結果を比較すると、十分に低い値であり、今回の結果はフォールアウトの影響を受けているものと推定しております。
また、トリチウムについては、地下水バイパス揚水井と比較して同程度の値でした。
<サブドレン観測井2R-1>
・9月3日採取分:セシウム134 ND(0.55 Bq/L)〔告示濃度限度:60 Bq/L〕
セシウム137 0.97 Bq/L〔告示濃度限度:90 Bq/L〕
全ベータ 36 Bq/L
トリチウム 31 Bq/L〔告示濃度限度:60,000 Bq/L〕
※NDは検出限界値未満を表し、( )内に検出限界値を示す。
今後、サンプリング・分析を継続し、監視してまいります。
サンプリングの結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/index-j.html
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.