トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所免震重要棟前に設置されたダストモニタの警報発生について(続報3)
平成25年8月12日
東京電力株式会社
本日(8月12日)発生いたしました福島第一原子力発電所免震重要棟前に設置されている連続ダストモニタの警報の続報についてお知らせいたします。
免震重要棟前のダスト測定を行った結果(午後1時5分~午後1時25分ダスト採取)は、1.4×10-5Bq/cm3(全ベータ)であることを確認しました。
その後、免震重要棟前のダスト測定を再度行った結果(午後2時10分~午後2時30分ダスト採取)は、1.2×10-5Bq/cm3(全ベータ)でした。さらに、免震重要棟前に設置している連続ダストモニタの指示値も1.1×10-5Bq/cm3であり、マスク着用社内運用管理値※1(2.0×10-4Bq/cm3)を十分下回っていることを確認したことから、同日午後4時17分に発電所内の全面(半面)マスク着用省略可能エリアでのマスク着用を解除しました。
なお、身体汚染を確認した10人は拭き取り等を行い、身体汚染レベルが社内運用管理値※2(4Bq/cm2)以下であることを確認したことから、同日午後2時13分に入退域管理棟から退出しております。その後、ホールボディカウンター測定を行った結果、全員内部取り込みはありませんでした。
ミスト発生装置供給水および同じ水源の水を使用している免震重要棟1階トイレ水、入退域管理棟2階洗面所水、浄水場水の放射能分析(Cs-134,Cs-137)を行った結果、それぞれ検出限界値(約3×10-3Bq/cm3)以下であり、水浴場指針に定める基準値(1.0×10-2Bq/cm3)を十分下回っていました。また、全ベータ測定結果も検出限界値(約1.3×10-2Bq/cm3)以下でした。このため、同日午後4時45分に手洗い水等の使用禁止を解除しました。
今回、警報が発生した以降は、モニタリングポスト指示値、免震重要棟南側に設置した可搬型連続ダストモニタ指示値に有意な変動は確認されておりません。
このことから、免震重要棟前の局所的なダスト上昇であったと考えておりますが、今後、原因調査を行ってまいります。
※1:法令基準(2.0×10-3Bq/cm3)の1/10の値
※2:スクリーニングレベルの1/10に相当する値
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.