トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報25)
平成25年8月1日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~4号機タービン建屋東側観測孔においてトリチウムおよびストロンチウムが高い値で検出されたことについて、その後の状況についての続報です。
本日(8月1日)、海側トレンチ内高濃度汚染水の汚染源の特定などの調査の一環として、新たに採取した2号機海水配管トレンチ立坑C、3号機海水配管トレンチ立坑Bの7月31日に採取した測定結果が以下の通りとりまとまったことからお知らせします。
2号機海水配管トレンチ立坑Cの分析結果は水深1mと7mがほぼ同等で13mが1m、7mより高い値となっています。また、3号機海水配管トレンチ立坑Bの分析結果は水深による変化はみられませんでした。
<2号機海水配管トレンチ立坑C>
・7月31日採取分:水深1m
塩素 700 ppm
セシウム134 1億1千万 Bq/L(11万 Bq/cm3)
セシウム137 2億3千万 Bq/L(23万 Bq/cm3)
全ベータ 3億3千万 Bq/L(33万 Bq/cm3)
水深7m
塩素 700 ppm
セシウム134 1億1千万 Bq/L(11万 Bq/cm3)
セシウム137 2億4千万 Bq/L(24万 Bq/cm3)
全ベータ 3億3千万 Bq/L(33万 Bq/cm3)
水深13m
塩素 7,500 ppm
セシウム134 3億 Bq/L(30万 Bq/cm3)
セシウム137 6億5千万 Bq/L(65万 Bq/cm3)
全ベータ 5億2千万 Bq/L(52万 Bq/cm3)
<3号機海水配管トレンチ立坑B>
・7月31日採取分:水深1m
塩素 16,000 ppm
セシウム134 1,300万 Bq/L(1万3,000 Bq/cm3)
セシウム137 2,600万 Bq/L(2万6,000 Bq/cm3)
全ベータ 3,200万 Bq/L(3万2,000 Bq/cm3)
水深7m
塩素 17,000 ppm
セシウム134 1,000万 Bq/L(1万 Bq/cm3)
セシウム137 2,200万 Bq/L(2万2,000 Bq/cm3)
全ベータ 3,400万 Bq/L(3万4,000 Bq/cm3)
水深13m
塩素 17,000 ppm
セシウム134 1,200万 Bq/L(1万2,000 Bq/cm3)
セシウム137 2,400万 Bq/L(2万4,000 Bq/cm3)
全ベータ 3,400万 Bq/L(3万4,000 Bq/cm3)
<平成23年4月の2号機取水口スクリーン付近から漏えいした汚染水の性状>
セシウム134 18億 Bq/L(180万 Bq/cm3)
セシウム137 18億 Bq/L(180万 Bq/cm3)
また、2号機海側トレンチ水位測定結果(海水配管トレンチ、取水電源ケーブルトレンチ)について以下の通りお知らせします。
2号機取水電源ケーブルトレンチの水位は前回の測定値(3,150mm)と比較し、約30mm高い値(3,180mm)が計測されましたが、次回以降の計測結果を含め、傾向を確認していきます。なお、同時刻に測定した海水配管トレンチ(2号機A)の水位は3,045mmでした。
引き続き、他の箇所の追加ボーリングの結果や港湾内や放水口などの海水の分析結果を踏まえて、監視を強化してまいります。また、護岸の地盤改良工事を継続するとともに、今後、取水電源ケーブルトレンチ内の汚染水の移送、閉塞および海水配管トレンチ内の汚染水の浄化など汚染拡大防止対策を鋭意進めてまいります。
サンプリングの結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/index-j.html
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.