トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所多核種除去設備バッチ処理タンク2Aにおける水滴の発見について(続報)
平成25年6月16日
東京電力株式会社
先にお知らせいたしました多核種除去設備バッチ処理タンク2Aにおける水滴の発見に関する続報について、お知らせいたします。
当該タンクの表面および床面について、スミアろ紙による表面汚染測定および線量率測定を実施した結果、以下の通りでした。
【スミヤろ紙による表面汚染測定】
・バッチ処理タンク表面(変色していた溶接線近傍):7,900cpm
・バッチ処理タンク表面(変色していない溶接線近傍):700cpm
・タンク下の水受けパン(変色した水の滴下跡の部分):4,300cpm
・タンク下の水受けパン(変色していない部分):1,300cpm
(参考)バックグラウンド:180cpm
※cpm:1分間あたりの放射線のカウント数
【線量率測定】
・バッチ処理タンク表面(変色していた溶接線近傍):表面線量率
γ線:0.09mSv/h
β線+γ線:0.18mSv/h
・バッチ処理タンク表面(変色していない溶接線近傍):表面線量率
γ線:0.08mSv/h
β線+γ線:0.11mSv/h
・タンク下の水受けパン(変色した水の滴下跡の部分):表面線量率
γ線:0.04mSv/h
β線+γ線:0.04mSv/h
・タンク下の水受けパン(変色していない部分):雰囲気線量率
γ線:0.05mSv/h
β線+γ線:0.06mSv/h
以上の結果より、当該タンク表面の溶接線近傍および水受けパンの変色していた部分の値は、変色していない部分より高いことから、当該タンク内の濃縮塩水がタンク溶接部から漏えいしている可能性が考えられるため、明日以降、詳細調査を実施いたします。
また、多核種除去設備A系につきましては、本日(6月16日)午後6時17分より停止操作を開始いたしました。なお、停止操作完了までには約6時間程度要する見込みです。
以 上
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