トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報72)
平成25年4月18日
東京電力株式会社
4月5日以降お知らせしております、地下貯水槽の状況についての続報です。
地下貯水槽における漏えいを受けて、今後、地下貯水槽No.1に貯留されている水をろ過水タンクNo.1へ移送することとしております。
原子炉注水に使用しているバッファタンクには、非常用として、ろ過水タンクNo.1およびNo.2が接続されておりますが、上記作業の準備として、明日(4月19日)、ろ過水タンクNo.1およびNo.2が接続されているバッファタンクへの移送ラインから、ろ過水タンクNo.1を切り離す作業を行う予定です。
作業時間は約6時間を予定しておりますが、作業中は原子炉注水系の非常用の水源である、ろ過水タンクからの供給ができなくなることから、保安規定第139条に定める運転上の制限を満足しない状態※となりますが、保安規定第136条第1項(保全作業を実施するため計画的に運転上の制限外へ移行)を適用して作業を行います。
なお、ろ過水タンクからのろ過水の供給は作業期間中出来ない状況となりますが、同作業中においてもバッファタンクへは水処理設備で処理した淡水が供給されており、原子炉注水への影響はありません。また、非常用のタンクには、ろ過水タンクの他に純水タンクがあり、同タンクに要求されている必要な保有水量があることを確認しております。
※保安規定139条では、「ろ過水タンク1基の保有水量(916m3以上)が確保されていること」が求められており、作業期間中、ろ過水タンクからの水の供給が出来ない状態となることから、運転上の制限を満足しない状態となります。
以 上
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