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プレスリリース 2013年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】

平成25年1月29日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
 1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
 5、6号機 地震発生前より定期検査中

※1月28日午前9時48分、1号機復水貯蔵タンクの復旧作業の一環として、同タンク内に貯蔵されている水について、1号機廃棄物処理建屋への移送を開始。同日午後5時50分、移送を停止。その後、1月29日午前6時57分、同タンク内に貯蔵されている水について、1号機廃棄物処理建屋への移送を開始。

1月29日午前11時、3号機原子炉格納容器ガス管理システムについて、ダクトの鋼管化および制御盤の改造作業を行うため、同システムを停止*1。同日午後2時58分、作業が終了したことから同システムを起動*2
 *1 原子炉施設保安規定第12章「中期的安全確保の考え方」に基づく設備の管理においては、「運転上の制限」や「運転上の制限を満足しない場合に要求される措置」等が定められており、運転上の制限を満足していない場合には、要求される措置に基づき対応することになっている。今回の場合は、保全作業の実施のため計画的に運転上の制限外に移行(1月29日午前11時)して、3号機原子炉格納容器ガス管理システムを停止している。
 *2 今後、希ガスモニタによる計測を再開し、運転上の制限外から復帰予定。

【福島第二原子力発電所】
 1~4号機 地震により停止中

※1月28日午前10時29分頃、1号機原子炉建屋付属棟地下1階にある所内高圧電源設備配電盤室(管理区域*3)でケーブル修理作業をしていた協力企業作業員が、踏み台(高さ約0.9m)より落下し左肘を負傷。このため、当所の診療所医師の判断により、午前10時55分に救急車を要請。なお、当該作業員に意識はあり、放射性物質の付着がないことを確認。その後、福島労災病院へ搬送。診察を受けた結果、「左肘関節脱臼骨折により約2週間の入院、およびその後定期的な通院加療を要する」と診断される。今後、原因調査を行い、再発防止策を検討・実施する予定。

 *3 放射線による無用な被ばくを防止するため、また、放射性物質による放射能汚染の拡大防止をはかるために管理を必要とする区域。

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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