当社原子力発電所の点検周期を超過した機器における保安規定違反に関する根本原因と再発防止対策の報告について
平成24年9月28日
東京電力株式会社
当社柏崎刈羽原子力発電所において、点検周期を超過していた機器が確認されたこと*に伴い、当社原子力発電所における点検計画に関する調査結果および原因と再発防止対策を報告書として取りまとめ、平成23年2月28日、経済産業省原子力安全・保安院へ提出いたしました。
その後、平成23年3月2日、同院より、本事案が当社の各原子力発電所原子炉施設保安規定に違反していると判断され、あわせて本事案が発生した根本的な原因究明および再発防止対策を策定し、同院へ報告するよう指示をいただきました。
当社は、根本原因分析の実施にあたり、業務プロセス毎に同じ原因で発生した事例を代表事例として20事例を選定するとともに、今後、組織要因の抽出並びに再発防止対策の検討を行う旨を中間報告として取りまとめ、平成24年8月13日に、同院へ報告を行いました。
(平成24年8月13日までにお知らせ済み)
当社は、その後、中間報告にて選定した代表事例についてあらためて見直し、最終的に22事例を代表事例として選定し、これらに係る根本原因としての直接原因と組織要因の抽出作業を行うとともに、これらに対する再発防止対策の検討を行いました。
本日、これらの根本原因と再発防止対策について取りまとめ、原子力規制委員会へ報告いたしましたのでお知らせいたします。
今後、この度取りまとめた再発防止対策に着実に取り組み、継続した業務品質の向上に努めてまいります。
以 上
参考:柏崎刈羽原子力発電所,福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所の点検周期を超過した機器における保安規定違反に関する直接原因、組織体制に起因する根本原因及び再発防止策について(PDF 830KB)
* 点検周期を超過していた機器が確認されたこと
平成22年11月30日からの経済産業省原子力安全・保安院による平成22年度第3回保安検査において、点検周期を超過していた機器が確認されたことから、平成22年12月21日に同院より当社原子力発電所における点検周期を超過した機器がないかを調査するよう指示をいただき、平成23年2月28日に調査結果および原因と再発防止対策を報告した。