福島第一原子力発電所の送電系統の瞬時電圧低下の対応に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について
平成24年5月11日
東京電力株式会社
当社は、平成24年1月17日午後4時10分頃に、南いわき開閉所の開閉設備の不具合により、夜ノ森線1、2号が瞬時電圧低下した影響で、福島第一原子力発電所内の一部の設備が一時的に停止したことを踏まえ、1月20日、経済産業省原子力安全・保安院より、「福島第一原子力発電所の送電系統の瞬時電圧低下の対応について(指示)」の指示文書*を受領いたしました。
(平成24年1月20日お知らせ済み)
当社は、このたびの指示に基づき、福島第一原子力発電所の送電系統の瞬時電圧低下に関する対応について取りまとめ、本日、同院へ報告しましたので、お知らせいたします。
以 上
○添付資料
福島第一原子力発電所の送電系統の瞬時電圧低下の対応について(PDF 479KB)
*指示文書
「福島第一原子力発電所の送電系統の瞬時電圧低下の対応について(指示)」
(平成24・01・20原院第3号)
原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、平成24年1月17日に、貴社から、貴社福島第一原子力発電所の送電系統の瞬時電圧低下に伴い同発電所内の一部の設備が停止した旨の報告を受けました。
今回の瞬時電圧低下により停止した設備に損傷等はなく、また、速やかに再起動を行うことにより当該設備は復旧しており、安全上の問題は生じませんでしたが、瞬時電圧低下による設備の不具合発生の危険性を低減させ、設備の信頼性を向上させるため、下記の措置を講じるとともに、その結果については対応を実施したものから速やかに当院に対し報告することを求めます。
記
1.貴社福島第一原子力発電所の主要設備について、それぞれ当該設備に対する瞬時電圧低下対策の有無について確認すること。瞬時電圧低下対策が行われていない設備については、瞬時電圧低下の影響を評価し、当該評価を踏まえた適切な対策を実施すること
2.瞬時電圧低下が発生し機器等が停止した場合に、点検、再起動等の対応が適切に行われ、迅速かつ確実に当該設備が復旧できるよう、体制面を含め万全を期すこと