当社原子力発電所における株式会社首藤バルブ製作所にて製造された弁の設置状況等に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について
平成24年3月30日
東京電力株式会社
当社は、平成22年10月12日、経済産業省原子力安全・保安院より、株式会社首藤バルブ製作所にて製造された弁に関する設置状況等の調査の指示および注意喚起を受けました。
その後、この指示に基づき、当社原子力発電所における株式会社首藤バルブ製作所(以下、「首藤バルブ」という。)にて製造された弁の設置状況に関する調査等を実施しておりましたが、その結果について、報告書をとりまとめ、本日、同院へ報告いたしましたのでお知らせいたします。
調査の結果、福島第一原子力発電所で36台(鋳造弁10台、鍛造弁26台)、福島第二原子力発電所で187台(鋳造弁3台、鍛造弁184台)、合計223台の首藤バルブ製弁が設置されていることを確認しました。
なお、柏崎刈羽原子力発電所では首藤バルブ製弁が設置されていませんでした。
これらの弁については、技術基準の適合性に問題のないこと、設置当時の調達管理に問題のなかったことを確認しました。鍛造弁については、製造プロセスを確認し、材料検査成績書のねつ造がないことを確認しました。
また、今後については、東北地方太平洋沖地震の影響で使用しない弁は特段の対応を行わず、それ以外の弁は地震後の健全性確認において問題がなかったこと、および設備の長年の使用において不具合が発生していないことから、今後の使用にあたっても問題がないことを確認しておりますが、弁が設置されている設備の更新に合わせて取替えを行います。
以 上