「スマート節電」実証試験の開始について
〜「スマート節電を考える会」を通じて2月上旬より開始〜
平成24年2月1日 東京電力株式会社 当社は、ピーク需要抑制策の一環として、恒常的な需要抑制ではなく、電力の需 給状況に応じ、タイムリーに需要を抑制いただく「スマート節電」の仕組みの構築 を目指し検討を進めてまいりましたが、このたび、各業界の主要企業と設立した 「スマート節電を考える会(以下、「同会」)」において、2月上旬より実証試験 を開始することといたしました。 昨年の夏は、空調の温度設定の変更や照明の間引き、操業のシフトなど、大変な ご協力をいただきましたが、多くのお客さまより「昨年の節電活動は、準備も大変 で、長期間の節電となり負担が大きかった」とのご意見をいただきました。 同会は、こうしたお客さまの声を踏まえ、事務所ビル、流通、学校などの業務用 電力で電気をご使用いただいているお客さま9社(以下「会員」)と当社で、昨年 12月に発足した勉強会であり、電力の需給状況などについて、会員と当社が相互に コミュニケーションを取りながら、効果的に需要抑制を行う仕組みを検討してまい ります。 2月上旬より同会で実施する実証試験は、具体的には、会員の建物の電気の使用 実態に応じ、抑制する空調や照明設備などを選定し、設備自動制御システム等を活 用した効果的な節電方法を検討いたします。そのうえで、実際に当社からのお願い に基づき、各建物の需要を抑制いただく検証を行い、「スマート節電」の仕組みを 会員と一緒になって作り上げたいと考えております。 なお、同会は、本年3月末まで活動し、実証試験で得られた知見や課題を踏まえ、 汎用性のある「スマート節電」の仕組みを構築し、平成24年度の夏の電力ピーク需 要抑制策として活用してまいります。 以 上 添付資料 ・別紙:「スマート節電」実証試験のイメージ(PDF 76.7KB)