福島第一原子力発電所集中廃棄物処理施設プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)間のトレンチにおける水溜まりの発見に関する指示文書の受領について
平成23年12月19日
東京電力株式会社
当社は、平成23年12月18日に福島第一原子力発電所の集中廃棄物処理施設プロセ
ス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)間のトレンチにおいて、
放射性物質を含む水溜まり(約230m3)を発見したことについて、本日、経済産業
省原子力安全・保安院より、「福島第一原子力発電所のトレンチ内で発見された放
射性物質を含む溜まり水の対応について(指示)」の指示文書*を受領いたしまし
た。
当社といたしましては、このたびの指示に基づき、今後、速やかに対応し、同院
へ報告してまいります。
以 上
* 指示文書
「福島第一原子力発電所のトレンチ内で発見された放射性物質を含む溜まり水
の対応について(指示)」
(平成23・12・19原院第6号)
原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、平成23年12月18日に、貴社
から、福島第一原子力発電所のトレンチ内で放射性物質を含む水が溜まっている
ことを発見した旨の報告を受けました。
今回、放射性物質を含む水がトレンチ内に大量に溜まっていることに鑑み、下
記の措置を講じるとともに、その結果について対応を実施したものから速やかに
当院に対し報告することを求めます。
記
1.トレンチ内に溜まっている水を適切な管理が可能な設備に早急に移送するこ
と。
2.トレンチ内に溜まっている水の流入経路を究明するとともに、止水対策を検
討すること。
3.トレンチ内に溜まっている水に放射性物質が含まれていることについて原因
究明を行うとともに、トレンチ内に放射性物質を含む水が流入しないよう再
発防止対策を実施すること。
4.他のトレンチ等に放射性物質を含む溜まり水が存在しないか、巡視・点検計
画を策定し、実施すること。
一覧へ