プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午後4時現在】

                             平成23年12月6日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道
筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射
線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま
た、その後の進捗状況については、11月17日にお示ししております。
 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を
抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し
て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

※下線部が新規事項 

【原子力発電所】

・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

※12月6日午前8時25分、2号機原子炉建屋開口部(ブローアウトパネル)のダス
 トサンプリングを開始。同日午前10時25分、サンプリングを終了。

※11月6日午前11時4分、2号機使用済燃料プール放射性物質除去装置の運転を開
 始。約1ヶ月間、放射性物質除去装置の運転を行ってきた結果、放射性物質濃度
 が102レベル程度に低下したことが見込まれたことから、12月5日、同装置の運
 転を終了し、放射性物質除去工程を完了。その後、使用済燃料プール水のサンプ
 リングを行い、放射性物質濃度が除去開始前の105レベルから102レベル程度に
 低下したことを確認。

※原子炉注水の信頼性向上の一環として、3号機復水貯蔵タンクを利用した1〜3
 号機原子炉注水設備を構築する予定であり、これに先立ち、11月21日午前10時22
 分から11月24日午前9時45分まで、3号機復水貯蔵タンクの貯蔵水を3号機ター
 ビン建屋地下へ移送を実施したが、全ての水を抜いてしまうと水位計の校正が必
 要となることから、約200t水を残した。その後、3号機復水貯蔵タンク内の残水
 の塩分濃度を測定したところ、塩分濃度が高いことが判明したことから、塩分濃
 度を下げるため同タンクの残水を減らした上で給水することとした。同タンクへ
 の給水に先立ち、12月6日午前10時、同タンクから同号機タービン建屋地下への
 残水の移送を開始。12月6日午前11時頃、淡水化装置からバッファタンクへの移送ホースにおいて、
 ピンホール1カ所による漏えいを確認(漏えいは1秒に1滴程度)。その後、止
 水テープにより応急処理を実施し、漏えいが停止したことを確認。漏えい水は放
 射性物質除去後に淡水化処理した水であり、漏えいは微量であることから環境へ
 の影響はなし。

※11月28日より、5号機取水路ポンプ室底部に堆積した砂等の吸い込みによるポン
 プ性能低下の防止を目的とした清掃作業に伴い、5号機残留熱除去系(D)ポン
 プを停止し、原子炉の冷却を停止。5号機補機冷却海水系(C)ポンプを停止し、
 使用済燃料プールの冷却を停止。各ポンプ停止時の5号機原子炉水温度は25.7℃、
 使用済燃料プール水温度は20.4℃。なお、冷却停止予定時間は毎日午前7時から
 午後5時で、1日あたりの停止期間における5号機原子炉水温度の上昇は約17℃、
 使用済燃料プール水温度の上昇は約4℃の見込み(作業期間は約1週間程度を予
 定)。
 12月6日、同清掃作業が終了したため、同日午後2時6分、5号機補機冷却海水
 系(C)ポンプを再起動し、使用済燃料プールの冷却を再開(再開時 使用済燃
 料プール水温度:23.3℃)。午後2時24分、5号機残留熱除去系(D)ポンプを再
 起動し、原子炉の冷却を再開(再開時 原子炉水温度:35℃)。12月6日、正門に設置している可搬型モニタリングポストについて、同日午後0
 20分頃、午後0時現在のデータが欠測していることを確認。なお、午後1時現
 在、1時30分現在および午後2時現在のデータについては、現場に出向し、線量
 率測定を行い、欠測前のデータと同等の値であることを確認。その後、可搬型モ
 ニタリングポストのケーブルのコネクタ部に水がたまっていたことから、拭き取
 りを実施し、同日午後2時30分より、可搬型モニタリングポストによる測定を再
 開。
 
※12月3日午後5時48分頃から、発電所敷地内の線量率を測定するモニタリングポ
 ストNo.8の表示が欠測になっている事を確認。その後、原因が特定できず復旧
 ができなかったため、モニタリングポストNo.7およびモニタリングポスト
 No.8付近で並行監視している線量率計(原子炉圧力容器への窒素封入に伴う監
 視強化のため設置された線量率計)により、代替計測を実施しており、直近の値
 は前日から変動はない(モニタリングポストNo.7:92μSv/h、モニタリング
 ポストNo.8近傍:42μSv/h(午前8時現在))。
 12月6日、現場での点検において、モニタリングポストNo.8の基板の再度差
 し込みを行ったところ、測定表示が正常に復帰したことを確認。その後、本事象
 の再現性も確認されないことから、同日午後3時より、モニタリングポスト
 No.8による測定を再開。

※12月5日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ
 の移送を開始。12月6日午後4時、移送を停止。

・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

※12月6日午後2時44分、2号機残留熱除去系(A)から(B)への切替作業に伴
 い、残留熱除去系(A)を停止し、同日午後3時11分、残留熱除去系(B)を起動。

・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中
 (1〜4、7号機は定期検査中)

【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【電力需給への影響】
 今冬につきましては、定期検査に入る予定の柏崎刈羽原子力発電所5号機などの
減少要因があるものの、一方で、地震により被災した共同火力の一部運転開始など
の増加要因を織り込んだ結果、5,490万kW(12月末)、5,460万kW(1月末)、5,370
万kW(2月末)の供給力を確保できる見通しとなりました。
 なお、これは、昨年冬期の最大電力である5,150万kWに対して220〜340万kW程度
の供給予備力を確保できることになります。

 今冬は安定供給を確保できる見通しですが、電源の計画外停止や急激な気温の変
化による需要増加の可能性もあることから、お客さまにおかれましては、無理のな
い範囲での節電へのご協力をお願いいたします。
 当社は、引き続き計画停電の「原則不実施」を継続するために、供給力を着実に
確保するとともに、電力設備の確実な運転・保守に努めてまいります。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 318KB)

参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績
 ファイル】ページをご覧ください。



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