プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午前9時現在】

                             平成23年11月25日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道
筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射
線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま
た、その後の進捗状況については、11月17日にお示ししております。
 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を
抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し
て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

※下線部が新規事項

【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

 ※11月24日午前9時31分、集中廃棄物処理施設において、サイトバンカ建屋から
  プロセス主建屋への溜まり水の移送を開始。同日午後5時5分、移送を停止。

 ※11月15日から実施していた6号機取水路ポンプ室底部における清掃作業につい
  て、11月23日、全て終了し、同日午後5時に6号機補機冷却海水系(A)ポン
  プの再起動操作を実施したところ、同ポンプが起動直後に自動停止。11月24日、
  同ポンプについて、分解しないと点検できない電源盤の遮断器以外の点検を行
  った結果、特段の異常は確認されなかったことから、電源盤の遮断器を取替え
  たうえで同ポンプの起動操作を行い、午後4時19分、再起動。その後、異常が
  なかったことから、午後4時35分、同ポンプを用いた使用済燃料プール水の冷
  却を再開(再開時 使用済燃料プール水温度:約23.5℃)。なお、11月24日午
  前10時23分より、使用済燃料プール水の冷却のため停止していた残留熱除去系
  (A)ポンプによる原子炉水の冷却については、午後4時45分、運転方法を切
  替えて再開(再開時 原子炉水温度:約33.4℃)。

 ※11月24日午後1時31分、4号機使用済燃料プールへ循環冷却系を用いたヒドラ
  ジンの注入を開始。同日午後3時5分、ヒドラジンの注入を終了。

 ※10月28日、2号機原子炉格納容器ガス管理システムを本格運転後、10月29日に
  比較的高い濃度の水素が検出されたことから、1〜3号機原子炉圧力容器内に
  直接窒素を封入し、蒸気がない状態においても水素濃度が可燃限界(4%)以
  下となるように管理を実施する予定。
  なお、圧力容器に窒素を封入するまでの期間は、原子炉圧力容器内の温度上昇
  を行い蒸気割合を増加させることで水素濃度を低減させるため、11月24日、1
  〜3号機原子炉注水量の低下操作を実施。
  ・1号機:午後7時3分、給水系からの注水量を約5.5m3/hから約5.0m3/hに調
       整。
  ・2号機:午後7時11分、炉心スプレイ系からの注水量を約7.2m3/hから約
       5.6m3/hに調整(給水系は約2.9m3/hで継続中)。
  ・3号機:午後7時19分、炉心スプレイ系からの注水量を約8.5m3/hから約
       6.7m3/hに調整(給水系は約2.3m3/hで継続中)。
       なお、1・2号機と比較し窒素の封入量が少ないことから、午後7
       時9分、格納容器への窒素封入量を約14m3/hから約28.5m3/hに調整。

・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中
 (1〜4、7号機は定期検査中)

【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【電力需給への影響】
 今冬につきましては、定期検査に入る予定の柏崎刈羽原子力発電所5号機などの
減少要因があるものの、一方で、地震により被災した共同火力の一部運転開始など
の増加要因を織り込んだ結果、5,490万kW(12月末)、5,460万kW(1月末)、5,370
万kW(2月末)の供給力を確保できる見通しとなりました。
 なお、これは、昨年冬期の最大電力である5,150万kWに対して220〜340万kW程度
の供給予備力を確保できることになります。

 今冬は安定供給を確保できる見通しですが、電源の計画外停止や急激な気温の変
化による需要増加の可能性もあることから、お客さまにおかれましては、無理のな
い範囲での節電へのご協力をお願いいたします。

 当社は、引き続き計画停電の「原則不実施」を継続するために、供給力を着実に
確保するとともに、電力設備の確実な運転・保守に努めてまいります。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 289KB)

参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績
 ファイル】ページをご覧ください。




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