海側遮水壁の工事着手および陸側遮水壁の検討結果について
平成23年10月26日
東京電力株式会社
平成23年10月17日にお知らせした「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた
道筋」にもとづき、当社福島第一原子力発電所において、海側遮水壁に関する工事
を10月28日より着手するとともに、陸側遮水壁に関する検討結果についてとりまと
まりましたので、お知らせいたします。
海側遮水壁は、地下水による海洋汚染拡大防止を目的として、1〜4号機の既設
護岸の前面に設置するものであり、まずは、測量やボーリング調査による地質調査
等の準備工事を行います。
なお、今回遮水壁として採用する鋼管矢板の打設につきましては、公有水面埋立
免許等の必要な手続きを行い、準備が整い次第、実施する予定です。
陸側遮水壁については、設置した場合の効果や影響について、総合的に検討した
結果、現時点においては、地下水による海洋汚染拡大防止に対して、海側遮水壁の
みで対応することが適当であるとの結論に至りました。
なお、陸側遮水壁の設置については、今後、他プロジェクトの進捗状況等を踏ま
えて適切な時期に再度検討・判断することといたします。
当社といたしましては、海側遮水壁を速やかに着手することにより、地下水によ
る海洋汚染拡大防止に万全を期してまいります。
別添1:海側遮水壁のイメージ図(PDF 135KB)
別添2:陸側遮水壁の検討結果について(PDF 1.25MB)
以 上
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