東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午後4時現在】
平成23年10月19日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、10月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。 ※下線部が新規事項 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ※10月18日午前11時頃、停止中のセシウム吸着装置において、スキッド内のポンプ (H2−2)のモーター交換作業を行っていた際、スキッド内に深さ15cm程 度の水溜まり(約3m3)を発見。また、発見時に水漏れは停止していることを 確認。その後、当該モーター交換作業を中断し、水中ポンプによる水溜まりの排 水を実施。現在、原因について調査中。 ※10月19日午前9時44分、集中廃棄物処理施設において、サイトバンカ建屋からプ ロセス主建屋への溜まり水の移送を開始。同日午後2時5分、移送を停止。 ※10月19日午前10時、6号機タービン建屋から仮設タンクへ移送した溜まり水につ いて、仮設タンクからメガフロートへの移送を再開。同日午後4時、移送を停止。* ※10月19日午後1時29分、淡水化処理設備の電源工事に伴い停止中であった第二セ シウム吸着装置を再起動。 ※6号機残留熱除去海水系ポンプ(C)の流量および圧力に低下傾向がみられたた め、10月19日午後2時30分、残留熱除去系(A系)による原子炉の冷却を停止し した後、残留熱除去海水系ポンプ(C)を停止。その後、残留熱除去海水系ポン プ(C)を再起動し、当該ポンプが所定の性能にほぼ復帰したことを確認したた め、同日午後3時2分に残留熱除去系(A系)による原子炉の冷却を再開。本停 止に伴い、原子炉水温は21.6℃から22.1℃へ一時的に上昇。 ・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中 ・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中 (1〜4、7号機は定期検査中) 【火力発電所】 ・ 電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【電力需給への影響】 今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保 することができました。改めて心から感謝申し上げます。 当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に 全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の ない範囲での節電をお願いいたします。 以 上 *当初、「10月19日午前10時、6号機タービン建屋内から仮設タンクへ溜まり水の 移送を開始。同日午後4時、移送を停止。」と記載しておりましたが、正しくは 「10月19日午前10時、6号機タービン建屋から仮設タンクへ移送した溜まり水に ついて、仮設タンクからメガフロートへの移送を再開。同日午後4時、移送を停 止。」となります。訂正してお詫び申し上げます。 添付資料 ・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 318KB) 参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時) ・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB) ※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 ファイル】ページをご覧ください。