プレスリリース 2011年

九州電力株式会社玄海原子力発電所第3号機の原子炉建屋及び原子炉補助建屋の耐震安全性評価における入力データの誤りを踏まえた対応に係る経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書受領について

                             平成23年7月22日
                             東京電力株式会社

 当社は、平成23年7月22日、経済産業省原子力安全・保安院より、「九州電力株
式会社玄海原子力発電所第3号機の原子炉建屋及び原子炉補助建屋の耐震安全性評
価における入力データの誤りを踏まえた対応について(指示)」の指示文書を受
領いたしました。

 当社といたしましては、この指示文書に基づき、入力データに誤りがないことの
チェック体制について再点検を行い、その結果を平成23年8月22日までに同院へ報
告いたします。

                                  以 上

*九州電力株式会社玄海原子力発電所第3号機の原子炉建屋及び原子炉補助建屋の
 耐震安全性評価における入力データの誤りを踏まえた対応について(指示)

                       (平成23・07・22原院第1号)

 平成23年7月22日に、九州電力株式会社から、平成18年9月20日付け「「発電用
原子炉施設に関する耐震設計審査指針」等の改訂に伴う既設発電用原子炉施設の耐
震安全性の評価等の実施について」(平成 18・09・19 原院第6号)において指示
を行った耐震安全性評価について、同社玄海原子力発電所第3号機の原子炉建屋及
び原子炉補助建屋における入力データの一部に誤りがある旨の報告を受けました。
 当該報告によると、原子炉建屋の地震応答解析モデル(鉛直方向)の質点重量の
うち、標高28メートルに設置されている復水タンク上屋の屋上について、本来は
2.60×104kNと入力すべきところを、一桁小さい2.60×103kNが入力されていたと
しています。また、原子炉補助建屋地震応答解析モデル(水平方向)における基礎
側方地盤水平ばねについて、本来は2.66×107kN/mと入力すべきところを、2倍
となる5.32×107kN/mが入力されており、同様に回転ばねについても、本来は
3.75×107kN/mと入力すべきところを、2倍となる7.50×107kN/mが入力されて
いたとしています。
 原子力安全・保安院(以下「当院」という。)としては、今回の同社による玄海
原子力発電所第3号機の耐震安全性評価における入力データの誤りを踏まえ、同社
が解析を委託した会社と同じ会社に解析を委託した原子力事業者は、同様の誤りが
ないか調査し、解析を委託した会社が異なる原子力事業者は、入力データに誤りが
無いことのチェック体制について再点検を行い、その結果を平成23年8月22日まで
に当院に対し報告することを指示します。



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