福島第一原子力発電所5、6号機取水口カーテンウォール付近の海面への油漏えいについて(続報)
平成23年5月31日
東京電力株式会社
平成23年5月31日午前8時頃、当社社員が専用港湾の巡視を行っていたところ、
福島第一原子力発電所5、6号機取水口カーテンウォール付近の海面に油が漏えい
していることを確認し、双葉広域消防本部ならびに福島海上保安部に連絡しました。
漏えいしている油の量や拡散している範囲は現在確認中ですが、外洋への油の拡
散を防止するためオイルフェンスの設置等を準備しております。
なお、漏えいの原因については、3月11日に5,6号機用重油タンク2基(容量:
各960キロリットル)に重油を供給中に地震が発生していたため、重油タンクや重
油配管等が損傷している可能性も含め、詳細に調査を行っております。
(お知らせ済み)
調査の結果、護岸内側の配管付近から油がにじみ、護岸鋼板の穴を通して港湾内
に漏えいしていること、また現時点で漏えいは停止していることを確認しました。
油の漏えい範囲はカーテンウォール周辺および物揚場周辺の海面上ですが、ごく
薄い油膜であり、外洋への拡散はないことを確認するとともに、午後2時頃、護岸
周辺に吸着マットの設置を終了し、午後2時50分よりオイルフェンスの設置を行っ
ています。
今後、護岸内側の配管付近を養生するとともに、海面の油の回収を行ってまいり
ます。
以 上
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