東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午前9時現在】
平成23年4月30日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地 震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなか で、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をお かけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 また、福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、 当面の道筋を取りまとめました。原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状 態を確立し、放射性物質の放出を抑制することで、避難されている方々のご帰宅 の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう全力で取り組んでまい ります。 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。 ※下線部が新規事項(今回新規事項はありません。) 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中 ・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中 (2〜4号機は定期検査中) 【火力発電所】 ・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中 ・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【計画停電の原則不実施と節電のお願いについて】 東北地方太平洋沖地震により原子力発電所、火力発電所の多くが被害を受け停 止したことから、現在、供給力の復旧・確保に全力で取り組んでおりますが、お 客さま各位の節電へのご関心、ご協力が広範囲にわたって浸透してきた結果、需 給バランスは著しく改善を見せております。 こうした状況を踏まえた当面の需給見通しに基づき、基調として需給バランス が維持されることから、当社は、計画停電を「原則不実施」とすることといたし ました。 なお、突発的な気象の変化等により電力需要が急増する可能性、あるいは、復 旧する発電所をはじめとした設備トラブルの発生も考えられることから、お客さ まにおかれましては、引き続き節電への取組みを継続していただきますよう、お 願いいたします。万が一、需給逼迫が予想される場合には、予めお知らせした上 で、やむを得ず計画停電を実施することもあり得ますので、何卒ご理解、ご協力 のほどよろしくお願いいたします。 また、当社といたしましては、計画停電の「原則不実施」を、夏期においても 継続することを目指してまいります。 以 上 添付資料 ・過去の実績(PDF 227KB) ※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 ファイル】ページをご覧ください。