(コメント)全国漁業協同組合連合会からのご抗議文について
平成23年4月6日
東京電力株式会社
会長 勝俣 恒久
福島第一原子力発電所から低レベルの滞留水などを海洋へ放出させていただいて
いることにつきまして、本日、全国漁業協同組合連合会より、大変厳しいご抗議と
ご意見をいただきました。これにつきまして、事業者として、漁業に携わる皆さま
のお気持ちとご心配を、あらためて重く真摯に受けとめております。
今回の放出につきましては、高濃度の放射性物質の放出を抑止するため、あわせ
て、5・6号機における安全上重要な設備を浸水から守り、冷却設備の機能を維持
するために、国に相談したうえで、緊急避難的にやむを得ず行ったものではありま
すが、皆さまには、事前のご説明が行き届かず、一層のご不安とご心配をおかけし
ておりますことを、重ねてお詫び申しあげます。
今回の放出等に伴う補償につきましては、原子力損害賠償制度に基づき、国の支
援を頂きながら、誠意をもって対応させていただきたいと思いますので、漁業関係
者の皆さま方には、何卒ご理解を賜りますよう、伏してお願い申しあげます。
今後とも、国とも緊密に連携をはかりつつ、事故の拡大防止とともに、一日も早
い事態の収束に向け、全力を傾けてまいります。
以 上
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