福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出について(続報)
平成23年4月5日
東京電力株式会社
平成23年4月2日、午前9時30分頃、2号機の取水口付近にある電源ケーブルを
納めているピット*内に1000ミリシーベルト/時を超える水が貯まっていること、
およびピット側面のコンクリート部分に長さ約20センチメートルの亀裂があり、当
該部分よりピット内の水が海に流出していることを発見いたしました。その後、午
後0時20分頃、再度、同状況を現場にて確認いたしました。
ピット内の水およびピット近傍のバースクリーン前の海水のサンプリングを実施
し、福島第二原子力発電所へ送って分析しています。
(平成23年4月2日お知らせ済み)
その後、ピット内の水およびピット近傍のバースクリーン前等の海水について、
サンプリングを行い、放射性物質の核種分析を行った結果、別紙の通り、放射性物
質が検出されたことから、本日、分析結果をとりまとめて、経済産業省原子力安全・
保安院(以下、同院)ならびに福島県へ連絡いたしました。
なお、本調査結果におけるヨウ素-131、セシウム-134、セシウム-137の3核種に
ついては確定値としてお知らせすることとし、その他の核種については、4月1日
の同院による厳重注意を受けて策定した再発防止に係る方針に基づき、今後、再評
価を実施することとしております。
引き続き、当該ピット付近からの放射性物質の海への流出を止めるための策を講
じてまいります。
以 上
*ピット
コンクリート製の立坑
添付資料
・添付1:2号機ケーブルピットおよびスクリーン海水核種分析結果
(PDF 10.9KB)
・添付2:試料採取場所(4月2日)(PDF 224KB)
・添付3:物揚場前および2・4号機スクリーン海水核種分析結果(PDF 10.8KB)
・添付4:試料採取場所(4月3日)(PDF 432KB)
・添付5:物揚場前および2・4号機スクリーン海水核種分析結果
(データ集約:4/5)(PDF 67.1KB)
・添付6:試料採取場所(4月4日)(PDF 432KB)
・添付7:想定される要因と現状考えている対策工事(PDF 114KB)
・添付8:現状考えている拡散防止対策(PDF 13.9KB)
一覧へ