福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出について
平成23年4月2日
東京電力株式会社
本日午前9時30分頃、2号機の取水口付近にある電源ケーブルを納めているピッ
ト内に1000ミリシーベルト/時を超える水が貯まっていること、およびピット側面
のコンクリート部分に長さ約20センチメートルの亀裂があり、当該部分よりピット*
内の水が海に流出していることを発見いたしました。その後、午後0時20分頃、再
度、同状況を現場にて確認いたしました。
ピット内の水およびピット近傍のバースクリーン前の海水のサンプリングを実施
し、福島第二原子力発電所へ送って分析しています。
また、昨日まで実施していた福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所
沿岸部の海水サンプリング(4箇所)に加え、本日より両発電所沖合約15km地点
における海水のサンプリング(3箇所)を開始しましたので、これらの結果を踏ま
え、総合的に評価してまいります。
現在、コンクリートの注入による止水処置の準備を進めております。さらに当該
ピットへの流入経路を調査し、流入防止対策を講じます。
以 上
*ピット コンクリート製の立坑。
添付資料
・別紙1:2号機 取水口付近 海水への流出イメージ図(PDF 10.8KB)
・別紙2:沖合の海水のサンプリング・放射能測定計画について(PDF 11.2KB)
・別紙3:沖合15キロ採取ポイント(PDF 47.9KB)
一覧へ