水力発電所「大町新堰発電所」の着工について
〜当社163箇所目の水力発電所、再生可能エネルギーの新規開発〜
平成22年12月15日 東京電力株式会社 当社は、水力発電所「大町新堰[おおまちしんせぎ]発電所」の新規開発計画に ついて、これまで建設工事に向けた準備を進めてまいりましたが、本日、平成24年 6月の営業運転開始に向けて工事に着工いたしました。 当発電所は、信濃川水系高瀬川(一級河川)の支川である籠川[かごかわ]から 取水する農業用水路「大町新堰[おおまちしんせぎ]」にある既存の沈砂池を改良 した取水槽兼沈砂池を利用する、有効落差 約114mの水路式水力発電所で、最大出 力は1,000kWとなります。 当発電所の発電電力量は、年間約610万kWh(一般家庭約1,800世帯分の年間電力 需要に相当)、これによるCO2削減量は、年間約2,100トン(一般家庭約420世帯 の年間CO2排出量に相当)を見込んでおります。 なお、農業用水路を活用した水力発電所の開発は、福沢第一・第二発電所(所在 地:神奈川県南足柄市/昭和6年3月営業運転開始当時は富士電力株式会社保有) 以来79年ぶり、当社として163箇所目の水力発電所となります。 当社は、『2020ビジョン』において、低炭素社会の実現に向け、2020年度までに 国内における再生可能エネルギーの新規開発を、グループ全体で40万kW程度行う目 標を掲げており、今後も水力発電を含むゼロ・エミッション電源の導入にグループ 一丸となって取り組んでまいります。 以 上 添付資料 ・別紙:水力発電所「大町新堰発電所」新規開発計画の概要(PDF 177KB)