プレスリリース 2010年

六ヶ所再処理工場で回収されるプルトニウムの利用計画について

                             平成22年3月15日
                             東京電力株式会社

 日本原燃株式会社六ヶ所再処理工場は、平成18年3月から使用済燃料を使用した
アクティブ試験を開始しており、本年10月の竣工を予定しておりますが、このたび、
当社は、平成21年度末に約0.7トン、平成22年度末に約0.9トンの核分裂性プルトニ
ウムを所有する見通しとなりましたので、「我が国におけるプルトニウム利用の基
本的な考え方(平成15年8月5日 原子力委員会決定)」にもとづき、別紙のとお
りお知らせいたします。

 当社は、立地地域の皆さまからの信頼回復に努めることを基本に、国内MOX燃
料加工工場の竣工が予定される平成27年度以降、このプルトニウムを、福島第一原
子力発電所3号機を含む当社原子力発電所のうち3基ないし4基において利用する
ことを計画しています。

 福島第一原子力発電所3号機につきましては、福島県知事からプルサーマルの実
施にあたって必要不可欠とされております3項目の技術的要件の確認について、
真摯に対応してまいる所存です。

 また、柏崎刈羽原子力発電所につきましては、平成19年7月の新潟県中越沖地震
の影響で停止している1〜5号機の設備健全性に係る点検・評価や耐震安全性評価
・耐震強化工事などに継続して取り組んでおります。

 当社といたしましては、引き続き、原子力発電所の安全の確保と立地地域の皆さ
まからの信頼回復に向けて全力を挙げて取り組んでまいります。

                                  以 上

添付資料
・別紙:「六ヶ所再処理工場回収プルトニウム利用計画(平成22年度)」(PDF 76.6KB)
                             (太枠部分が当社計画)
・参考:プルトニウム所有量(平成21年12月末時点)(PDF 12.7KB)

*3項目の技術的要件
(1)耐震安全性、(2)高経年化対策、(3)MOX燃料の健全性



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