省エネ型電球への切り替え
〜電球形蛍光ランプとLED電球〜
平成21年12月22日 東京電力株式会社 東京電力「TEPCOくらしのラボ」では、家庭で使用されるエネルギーの16%(注) を占める「照明」における省エネルギーへの取り組み実態について検証することを 目的として、「照明」の省エネルギー施策の一つである、省エネ型電球(電球形蛍 光ランプやLED電球)への認識状況や取り替え状況について全国1,450名を対象 に調査・分析を行いました。 概要は以下の通りです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <調査概要> ・調 査 名:「照明に関する調査」 ・調 査 方 法:調査会社登録モニターによるインターネット調査 ・実 施 日:2009年11月18日〜19日 ・対 象:全国に住む20代〜60代の男女 ・有効回答数:1,450名(内訳:男性725名、女性725名) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (1)『電球形蛍光ランプ』と『LED電球』の認識状況・・・(別紙1) −商品価格差の回収期間は許容範囲内に− ・照明の家庭におけるエネルギー使用割合(16%(注))について、43%の人 が「10%以下」と回答。 ・白熱電球との消費電力比較に対し、正確に差異を認識している割合は、電球 形蛍光ランプで22%だが、LED電球では50%と割合が高い。 ・寿命に対する理解度は、電球形蛍光ランプで18%、LED電球が30%にとど まる。 ・白熱電球から省エネ型電球に取り替えた場合の価格差について、当社試算で は電球形蛍光ランプは約5ヶ月後、LED電球は約19ヶ月後にコスト逆転と なったが、その価格差を回収する許容期間については、電球形蛍光ランプで は約90%が半年以上、LEDでは、約60%が2年以上と回答しており、既に 許容期間に入ってきている。 (2)『電球形蛍光ランプ』と『LED電球』への取り替え状況・・・(別紙2) −省エネ型電球の普及には正しい理解促進が大切− ・白熱電球から電球形蛍光ランプへの取り替え率は約60%で、うち約30%が白 熱電球が切れる前に取り替えている。取り替えの主たる理由として「消費電 力が少ない(80%)」、「寿命が長い(74%)」が挙げられており、省エネ ルギーやコスト面がきっかけと推察される。 ・LED電球への取り替え率は5%。取り替えの主たる理由は、電球形蛍光ラ ンプと同様であるが、LED電球の印象として高価格をあげる割合が高い。 ・「条件次第」も含め約90%が、今後、自宅でLED電球を利用したいと回答 していることから、さらなる価格低減が進めば、普及が加速する可能性が高 いと推察される。 省エネ性の高い電球への積極的な取り替えは、商品価格の高さがネックになり がちだが、まだ理解度の低い寿命の長さや、ランニングコストを含めた正しい 理解が課題。 <参考>白熱電球から電球形蛍光ランプ・LED電球に取り替えた時のコスト試算他 ・・・(別紙3) (注)出典:資源エネルギー庁「電力需給の概要」2003年度 品目別家庭用電力消費 の推移 以 上 添付資料 ・別紙1:電球形蛍光ランプとLED電球の認識状況(PDF 42.5KB) ・別紙2:『電球形蛍光ランプ』と『LED電球』への取り替え状況(PDF 51.1KB) ・別紙3:<参考>白熱電球から電球形蛍光ランプ・LED電球に取り替えた時の コスト試算他(PDF 98.4KB)