プレスリリース 2009年

洋上風力発電に関する実証研究の実施について

〜銚子市南沖合に風況観測タワーを設置する実証研究などを実施〜

                             平成21年8月17日
                             東京電力株式会社

 当社は、国立大学法人東京大学と共同で、千葉県銚子市南沖合に風況観測タワー
を設置する実証研究を含む「洋上風況観測システム実証研究」を実施いたします。

 これまで、当社は、再生可能エネルギーの利用拡大に向けた取り組みの一環とし
て、陸上に比べて風況の良い洋上の風力エネルギーの有効活用を図ることを目的と
した洋上風力発電の基礎的研究*1を進めてまいりました。
 今回の「洋上風況観測システム実証研究」は、独立行政法人新エネルギー・産業
技術総合開発機構(以下、NEDO)が、「洋上風力発電等技術研究開発」の一環
として公募したもので、当社としても、これまでの基礎的研究の成果を活かし、洋
上風力発電を実用化するための必要不可欠なステップになるものと考えて応募し、
受託することとなったものです。

 今回の「洋上風況観測システム実証研究」では、平成21年8月(予定)から平成
26年3月にかけて、千葉県銚子市の南沖合に風況観測タワーを設置し、風況や波浪
などを観測して、気象・海象条件を把握するとともに、海洋構造物が環境に与える
影響などについても調査を行います。

 なお、研究の成果は、今年度以降、NEDOの公募により実施される予定の、実
際に洋上に風力発電機を設置した実証研究*2の成果などとあわせて、日本の自然
条件に適した洋上風力発電技術の確立に活かされる予定です。

 「洋上風況観測システム実証研究」の概要は、別紙の通りです。

                                  以 上

*1 当社は、東京大学などと共同での洋上の風況観測(平成16年10月〜平成18年
  9月)、着底式洋上風力発電の基礎構造の研究(平成17年8月〜平成20年3月)、
  東京大学と共同でのフロート式洋上風力発電の基礎的研究(平成17年12月〜平
  成21年3月)を行っている。
  また、昨年度は、NEDOが公募した「洋上風力発電実証研究F/S調査」を受
  託し、今回の実証研究の実現可能性調査を行った。

*2 NEDOの「新エネルギー技術研究開発」基本計画(平成21年5月25日公募
  時の参考資料)では、平成21年度以降に洋上に風力発電機(着底式)を設置し、
  平成25年度までに「洋上風況観測システム」、「洋上風力発電システム」、「
  環境影響評価手法」等の技術を確立するとされている。

添付資料
・別紙:「洋上風況観測システム実証研究」の概要(PDF 10.8KB)

pdfデータをご覧になるにはAcrobatリーダーが必要です。 アクロバットリーダー



	

	



			
			
		

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