パッケージ型ハイブリッド給湯機「duoQ3(デュオキューブ)」の共同開発・販売について
平成21年7月13日 株式会社日本サーモエナー 東京電力株式会社 株式会社日本サーモエナー(取締役社長:榊本貞良[さかきもとさだよし]、本 社:東京都港区)と東京電力株式会社(取締役社長:清水正孝[しみずまさたか]、 本社:東京都千代田区)は、このたび、ヒートポンプ給湯機とガスを熱源とする燃 焼式給湯器の2つの機器を業界で初めて1つのケーシング内に収納したパッケージ 型ハイブリッド給湯機「duoQ3(デュオキューブ)※1」(以下、本製品)を 共同開発いたしました。 本製品は、業務用給湯分野において、燃焼式給湯器をご利用されているお客さま が、経済性・環境性に優れたヒートポンプ給湯機を導入することにより、省エネル ギー化とCO2排出量削減を推進したいというニーズに応えるために共同開発した もので、平成21年10月より株式会社日本サーモエナーが販売を開始いたします。 ヒートポンプ給湯機と燃焼式給湯器を組み合わせる「ハイブリッド給湯システム」 は、これまでも実用化されておりますが、運転制御方法や、システム構成が標準化 されていないために導入時の設計・施工が複雑化するなど、向上の余地がありまし た。 本製品は、予めヒートポンプ給湯機と株式会社日本サーモエナー社製の燃焼式給 湯器「バコティンヒーター※2」の2つの機器を組み合わせて1つのケーシング内 に収納することで、ヒートポンプ給湯機の運転を最大限引き出すことによる大幅な 省エネルギー化とCO2排出量削減を実現するとともに、導入時の設計・施工の簡 素化を実現いたしました。 <本製品の主な特長> ○燃焼式給湯器のみのシステムと比べてCO2排出量を約28%※3削減 ○ヒートポンプ給湯機と燃焼式給湯器の2つの機器を1つのケーシング内に収納 して導入時の設計・施工の簡素化を実現 ○複数台連結設置により幅広い給湯使用量に対応可能 株式会社日本サーモエナーは、初年度120台(定価税込:525万円)の販売を目指 すとともに、業務用給湯分野のさらなる省エネルギー化とCO2排出量削減に貢献 してまいります。 東京電力株式会社は、本製品のご利用を通じてヒートポンプ給湯機の優位性を幅 広いお客さまにご理解いただくとともに、今後も省エネルギー・CO2排出量削減 効果の高いヒートポンプ利用の可能性を追求しながら機器の開発と普及を促進する ことにより、低炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。 なお、本製品は販売開始に先立ち、平成21年7月15日(水)から東京ビッグサイ トで開催される「国際モダンホスピタルショウ2009」および、平成21年7月29日 (水)から東京ビッグサイトで開催される「エネルギーソリューション&蓄熱フェ ア’09」において、展示の上ご紹介いたします。 以 上 ※1:duoQ3(デュオキューブ) 「duo」は、異なる熱源のヒートポンプ給湯機と燃焼式給湯器が二重奏のよ うに運転することを表現。「Q」は給湯、「3」は機器外観の形状である立方 体を表現。 ※2:バコティンヒーター 株式会社日本サーモエナーが開発し、昭和50年10月より販売している燃焼式給 湯器(真空式給湯温水機)。効率がよく経済的で、製品寿命が長い。また、ボ イラーの適用を受けないため、取扱資格および性能検査が不要。 ※3:燃焼式給湯器のみのシステムと比べてCO2排出量を約28%削減 東京のビジネスホテル150室、日給湯量30トン(60℃換算)にて試算 CO2排出原単位: 都市ガス 0.0506kg-CO2/MJ(地球温暖化対策の推進に関する法律施行令) 電 力 0.332kg-CO2/kWh(東京電力2008年度実績) 添付資料 ・別紙1:パッケージ型ハイブリッド給湯機「duoQ3(デュオキューブ)」の 特長(PDF 45.2KB) ・別紙2:パッケージ型ハイブリッド給湯機「duoQ3(デュオキューブ)」の 外観・内部機器構成(PDF 38.4KB)
pdfデータをご覧になるにはAcrobatリーダーが必要です。 |
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.