当社柏崎刈羽原子力発電所7号機におけるタービン建屋の耐震評価データの一部誤りについて
平成21年4月2日
東京電力株式会社
当社は、柏崎刈羽原子力発電所7号機について、中越沖地震後の設備健全性評価
と耐震安全性評価を実施いたしましたが、現在、評価を進めている6号機の耐震安
全性評価結果を精査するために、7号機の評価結果との比較作業を行っていたとこ
ろ、7号機のタービン建屋における地震応答解析の耐震評価データの一部に不適合
が確認されました。
1.不適合の概要
7号機タービン建屋の地震応答解析において、耐震壁に加えて補助壁も考慮
すべきところ、一部で補助壁を考慮せずに解析を行っていたものです。
2.耐震安全性評価への影響
建屋の補助壁については、本来、耐震安全性評価の範囲に含まれていない壁
ですが、地震による建屋の揺れをより実挙動に近づけるために、このたびの評
価においては補助壁を考慮することにしたものです。
このため、補助壁を考慮しないと、建屋の強度は、本来の強度より低く見積
もられることとなります。従って、これまでの耐震安全性は確保されるという
評価に影響を与えるものではないと考えております。
3.今後の対応
今後、今回の不適合が発生した原因について調査を行い、結果がまとまり次
第、経済産業省原子力安全・保安院へ報告いたします。
以 上
一覧へ