柏崎刈羽原子力発電所1号機原子炉建屋における火災について(第三報)
平成21年3月5日 東京電力株式会社 柏崎刈羽原子力発電所 本日午前8時57分頃火災報知器が発報し、定期検査中の当所1号機原子炉建屋エ リア地下5階(管理区域)の原子炉隔離時冷却系ポンプ室で、発煙が確認されたこ とから、発見した協力企業作業員が初期消火を行うとともに、午前8時59分頃、消 防署へ通報いたしました。なお、本事象による外部への放射能の影響はありません。 (本日午前9時30分お知らせ済み) その後、消防署による現場確認が行われ、本日午前10時36分に鎮火が確認されま した。 また、初期消火にあたった協力企業作業員1名が顔に違和感を訴えたため、念の ため救急車にて病院に搬送いたしました。なお、作業員の身体に放射性物質による 汚染はありません。 (本日午前10時50分お知らせ済み) 現場を確認した結果、今回の火災は、原子炉隔離時冷却系*ポンプ分解点検の準 備作業を行っていたところ、現場にて火気作業は行っていないものの、作業に使用 する洗浄剤(危険物)に引火したものと推定しております。 なお、火災の消火にあたっては、消防署による鎮火確認の前に、自衛消防隊員( 当社当直員)が消火器を使用して午前9時27分に消火しております。 また、病院に搬送した作業員について、病院で診察の結果、左頬の軽度な火傷と 診断されました。 今後、火災の原因について引き続き調査いたします。 * 原子炉隔離時冷却系 何らかの原因により、通常の原子炉給水系が使用不可となり、原子炉水位が 低下した場合等において、原子炉の蒸気を駆動源にしてポンプを回し、原子炉 の水位確保および炉心の冷却を行う系統。なお、本系統は非常用炉心冷却系で はない。 以 上 添付資料 ・1号機 原子炉隔離時冷却系ポンプ室 火災状況図(PDF 81.5KB)
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