プレスリリース 2008年

新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況について(週報:12月25日)

                             平成20年12月25日
                             東京電力株式会社

 当社・柏崎刈羽原子力発電所における新潟県中越沖地震後の主な点検・復旧作業
の状況および不適合についてお知らせいたします。

主な点検・復旧状況
 ○平成20年12月19日から12月25日までに点検および復旧を完了したもの
  ・6号機 排気筒点検(屋外ダクト点検):12月19日完了
  ・7号機 タービン点検(低圧タービン(A)(B)(C)翼復旧)
       :12月19日完了
  ・事務本館・情報棟他復旧(情報棟2階、3階改修工事):12月19日完了
                         *今週追加・変更したもの

 ○平成20年12月26日から平成21年1月8日までに点検および復旧を開始するもの
  ・No.2高起動変圧器点検(点検準備作業):平成21年1月6日開始

 ○平成20年12月21日から平成21年1月17日までの主な点検・復旧作業実績・予定
  ・「新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の
             主な点検・復旧作業予定(4週間工程)」・・・別紙

(参考)新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業に係る不適合
 「新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業における不適合等に係る当面の公表につ
いて」にもとづく、平成20年12月18日から12月24日までのトラブル情報の発生状況
については次のとおりです。

○トラブル情報(中越沖地震関連)
トラブル情報(中越沖地震関連)
<平成20年12月18日〜12月24日発生分>
<平成20年12月18日〜12月24日発生分>
○その他  ・ 定期検査中の4号機において、中央制御室内にある平均出力領域モニタ*1   の制御盤内部を点検していたところ、平成20年4月25日、当該モニタに関する   電源装置の1つ(カセット式:高さ約11cm、幅約6cm、奥行き約13cm)が、正   規の位置から取り出し方向に数cmずれていることを確認しました。    また、制御棒引抜監視装置*2の制御盤内部も点検したところ、同様に2つ   の電源装置が、正規の位置から取り出し方向に数cmずれていることを確認しま   した。    当該電源装置は、制御盤のランプ表示等に使用しているものであり、平均出   力領域モニタおよび制御棒引抜監視装置の機能に問題はなく、原子炉の安全性   に影響を及ぼすものではありませんでした。(平成20年4月25日お知らせ済み)    カセット式電源装置がずれた原因について調査した結果、カセット式電源装   置下部を抑えている板バネの力が長期間の使用により低下していたところに地   震の影響を受け、カセット式電源装置が取り出し方向に数cm飛び出したものと   推定しました。    当該制御盤については、今回の停止期間中にリプレースを予定しており、こ   れに合わせてビスなどで固定する方式に変更します。  *1 平均出力領域モニタ     原子炉内の中性子量を計測する装置の一つで、原子炉の通常運転中に原子     炉出力状態を測定する。  *2 制御棒引抜監視装置     原子炉出力が30%以上ある状態において、制御棒の引き抜き時に使用する     インターロックの一つであり、必要な条件が満たされない場合には制御棒     が引き抜けないようにする装置。                                   以 上
English
添付資料 ・別紙:新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の主な点検・復旧作業予定                             (4週間工程)(PDF 65.9KB) ・参考資料1:柏崎刈羽原子力発電所6号機、7号機 系統機能試験実施状況(PDF 13.5KB) ・参考資料2:柏崎刈羽原子力発電所6号機、7号機 耐震強化工事実施状況(PDF 113KB)
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