平成20年12月9日
東京電力株式会社
当社は、平成20年12月8日に柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋におけ
る火災および負傷者の発生について、本日、経済産業省原子力安全・保安院より、
火災の発生および通報に時間を要した原因ならびに再発防止対策について、当社
における調達管理のあり方も含めて徹底した検討を行い、速やかな報告を求める
旨の指示文書*を受領いたしました。
火災につきましては、11月26日に柏崎市消防本部より、11月28日に原子力安全
・保安院より、それぞれ指導や原因と対策のとりまとめ等の指示をいただいてお
ります。また、12月2日に新潟県より安全管理の徹底についての申し入れを受け
ております。
しかしながら、こうした中、昨日、6号機タービン建屋で火災が発生し、通報
に時間を要したことにより、地域の皆さまに大変ご心配をおかけしたことにつき
まして、心よりお詫び申し上げます。
当社といたしましては、このたびの指示を真摯に受け止め、深く反省するとと
もに、今後、早急に原因を調査し、再発防止対策について、万全を期するよう努
めてまいります。
加えて、柏崎刈羽原子力発電所においては、安全意識をより一層高めるととも
に、協力企業各社も含め発電所一丸となって災害発生の未然防止に努めてまいり
ます。
以 上
* 指示文書
「柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋における火災について(指示)」
(平成20・12・08原第24号)
平成20年12月8日、原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、貴
社柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋において火災が発生し、負傷者
を生じた旨の連絡を受けた。11月22日の同発電所7号機のタービン建屋火災
に引き続き本件火災が発生したこと、さらには本件火災の発生から消防機関
への通報までおよそ1時間を要したことは、誠に遺憾である。
このため、当院は、貴社に対し、本件火災の発生及び通報に時間を要した
原因並びに再発防止対策について、貴社における調達管理のあり方も含めて
徹底した検討を行い、速やかに報告することを求める。
|