平成20年11月18日
東京電力株式会社
当社と日本工営株式会社は、独立行政法人国際協力機構(以下 JICA)から
の業務委託により、ラオス人民民主共和国(以下 ラオス国)における、「電力系
統計画調査」を実施することとし、本日より、現地にて調査活動を開始いたしまし
た。
本調査では、「2011年から2030年までの20年間の電力系統計画の策定」、「同計
画における優先系統プロジェクトの選定ならびに基本設計」、「技術研修やセミナ
ーを通じた、エネルギー鉱業省電力局とラオス電力公社に対する電力系統計画に関
わる技術移転」などを実施いたします。
ラオス国では、経済成長や電化率の向上により電力需要が年々増加しております
が、電力行政を主管するエネルギー鉱業省電力局は、さらなる電化率の向上と、外
貨獲得を目的とした近隣諸国への電力の輸出促進を目標として掲げており、国営の
電力会社であるラオス電力公社とともに、国内に独立して存在する基幹電力網の相
互接続や、電力系統の最適化・安定性向上に取り組んでおります。
このたびの「電力系統計画調査」は、こうした取り組みの一環として、ラオス国
政府から、送変電分野に関して豊富な技術協力経験を有する日本に対して支援要請
がなされたもので、支援要請を受けてJICAが実施した提案募集を通じて、当社
と日本工営株式会社が共同で業務受託いたしました。
これまで、JICAと契約締結に向けた協議を続けてまいりましたが、10月31日
に締結にいたり、本日より、現地にて調査活動を開始したものです。
当社は、これまでも海外各国において、当社の技術力・ノウハウを活用して、電
源系統計画や省エネルギーマスタープランの策定などのコンサルティング事業を実
施してまいりましたが、本事業においても、ラオス国の電力開発の根幹をなす電力
系統計画の策定などを通じて、同国の電力事業の発展に貢献してまいります。
以 上
添付資料
・別紙:ラオス国における「電力系統計画調査」の概要(PDF 11.8KB)
・参考:ラオス国の電力事情(PDF 88.5KB)
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