平成20年11月8日
東京電力株式会社
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<概要>
(事象の発生状況)
・平成20年11月7日、定期検査で停止中の3号機において、制御棒の動作試験を行
っていたところ、午後10時56分頃、操作していた制御棒とは別の制御棒が規定の
全挿入位置をこえて挿入(過挿入)されたことがわかりました。
(今後の対応)
・原因について詳細に調査いたします。
(安全性、外部への影響)
・現在、全制御棒は全挿入状態にあり原子炉の安全上の問題はありません。
・本事象による外部への放射能の影響はありません。
(公表区分)
・本事象は公表区分I(法律に基づく報告事項等の重要な事象)としてお知らせす
るものです。
詳細は以下のとおりです。
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1.事象の発生状況
定期検査で停止中の3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)において、
制御棒の動作試験*を行っていたところ、平成20年11月7日午後6時7分頃、動作
試験を行っていた制御棒(50−19)とは別の制御棒(34−03)の動作警報が発生い
たしました。その後、調査した結果、午後10時56分頃、制御棒(34−03)が規定の
全挿入位置からさらに挿入側に動作(過挿入)したことを確認いたしました。
2.今後の対応
今後、原因について詳細に調査いたします。
3.安全性、外部への影響
現在、原子炉は全制御棒が全挿入状態であり、原子炉の安全上の問題はありませ
ん。
本事象による外部への放射能の影響はありません。
以 上
* 制御棒の動作試験
制御棒の緊急挿入時間を測定する試験。他の制御棒は全挿入状態で、試験を行う
1本の制御棒のみを全引き抜きから全挿入させる試験。
添付資料
・制御棒位置図(PDF 8.00KB) |