川崎市臨海部におけるメガソーラー発電の設置計画について
〜2地点の合計出力が約2万kWとなる国内最大級の太陽光発電所を建設〜
平成20年10月20日
川 崎 市
東京電力株式会社
川崎市(川崎市長:阿部孝夫)と東京電力株式会社(取締役社長:清水正孝)
は、本日、神奈川県川崎市の浮島、扇島地点において、合計出力約2万kWの太陽
光発電所を建設するメガソーラー計画を共同で進めていくことについて合意いた
しました。
本計画は、平成23年度の運転開始を目指し、川崎市と東京電力が共同で進めて
いくもので、川崎市は、太陽光発電所の一部土地の提供をはじめ、本計画を通じ
た太陽光発電の普及啓発活動を推進し、東京電力は、電力供給設備としての太陽
光発電所の建設・運転を担います。具体的な計画内容は以下のとおりです。
○浮島太陽光発電所(仮称)
川崎市が所有する浮島1期廃棄物埋立処分地における、出力約7,000kWの太
陽光発電所
○扇島太陽光発電所(仮称)
東京電力が所有する土地における、出力約13,000kWの太陽光発電所
○太陽光発電等PR施設(仮称)
川崎市が浮島処理センター内で運営する、川崎市民の皆さまをはじめ、広く
社会の皆さまへ太陽光発電等の普及啓発活動を行うためのPR施設
上記2発電所の合計出力約2万kWは、太陽光発電所としては国内最大級となり、
年間の発電電力量は一般家庭約5,900軒分の年間使用電力量に相当する約2,100万
kWhを見込んでおります。なお、これによるCO2排出量削減効果は年間約8,900t
となる見込みです。
川崎市では、現在、「カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略」として地球温暖化
対策を進めており、公共施設への太陽光発電設備の設置や住宅用太陽光発電設備
の設置補助など、低炭素社会の実現に向け、先導的な役割を担うべく取り組んで
おります。
このたびの計画を大きな契機といたしまして、太陽光発電をはじめとした新エ
ネルギーの導入や普及啓発、実証等の取り組みを、これまで以上に強化いたしま
す。
この取り組みとともに、「環境、福祉、医療、健康」などの分野の高度な先端
技術や研究開発機能の集積などにより、地球規模で人々の幸福に寄与する世界の
拠点となることを目指してまいります。
東京電力では、太陽光発電について、従来より自社設備としての設置や太陽光
発電を活用したエネルギーサービスの提供、環境性等を評価した価格での余剰電
力の購入、グリーン電力基金を通じた導入支援、といった様々な取り組みを通し
て普及を支援してまいりましたが、このたびの取り組みは、電力供給設備として
当社初のメガソーラー発電の設置計画となります。
今後も引き続き低炭素社会の実現に向けた、非化石エネルギー比率の向上を目
的として、再生可能エネルギーの利用拡大および太陽光発電の更なる普及拡大を
目指してまいります。
以 上
|
添付資料
・別紙:川崎市臨海部におけるメガソーラー発電の設置計画の概要(PDF 140KB)
|
pdfデータをご覧になるにはAcrobatリーダーが必要です。 |
|
|
一覧へ