平成20年9月16日
東京電力株式会社
1.今夏(7〜8月)の気象状況・特徴
・今夏は、8月前半まで太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が多く、気温は平年を大きく
上回る水準で推移。お盆明け以降の8月下旬は、前線や低気圧の影響で曇りや雨の日が
多くなり、気温も大幅に低下。前後半で気温水準の変動が極めて大きい夏となった。
・なお、関東甲信地方の梅雨明けは7月19日(土)となり、平年(7月20日)より1日、
昨年(8月1日)より13日早かった。
・今夏の猛暑日(最高気温35℃以上、東京地方)は8月8日(金)の1日のみとなり、平
年(1.9日)に比べ約1日、前年に比べ6日少なかった。
(注)数値や日付は気象庁調べ
2.今夏の気温ならびに最大電力の推移
3.今夏の最大電力の発生状況
・今夏の最大電力は、東京地方において今夏の最高気温35.3℃を記録した、8月8日(金)
15時の6,089万kW。(当日の供給力は6,480万kWを確保)
・これは、前年度実績(8月22日(水) 6,147万kW、東京地方最高気温 37.0℃)を 58万kW
下回った。
今夏の最大電力(8月8日:6,089万kW)が過去最大(平成13年7月24日:6,430万kW)
を更新しなかった要因としては、
(1)最大発生日の最高気温が過去最大発生日を下回ったこと
(2)離脱需要が平成13年度に比べて増加したこと
(3)節電にご協力いただいたこと
などの影響によるものと考えている。
<参考>冬期最大電力の推移(発電端1日最大)
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