平成20年9月12日
東京電力株式会社
当社は、平成20年6月27日に柏崎刈羽原子力発電所6号機(改良型沸騰水型、
定格出力135万6千キロワット)において1体の制御棒駆動機構が制御棒と結合
していないことが確認された事象について、本日、経済産業省原子力安全・保安
院より、本事象が柏崎刈羽原子力発電所原子炉施設保安規定に違反していると判
断され、改善指示文書を受領いたしました。
今回指摘された違反事項は以下のとおりです。
○6号機における制御棒駆動機構と制御棒の結合不良に関して
制御棒の結合確認作業に必要な手順書が策定されず、制御棒駆動機構分解点
検後の手順書を適用して不適切な手順で作業を行い、検証および妥当性確認が
行われなかったこと。
制御棒の据付時の結合状態の確認作業が適切な管理下で作業が行われなかっ
たこと。
これらのことが、保安規定第3条(品質保証計画)*に違反していると判断
されました。
今後、この改善指示にもとづき、適切に対応するとともに再発防止に努めてま
いります。
以 上
* 保安規定第3条(品質保証計画)
第3条(品質保証計画)
7.1 業務の計画
組織は、業務に必要なプロセスを計画して、構築すること
7.5.1 業務の管理
組織は、業務を管理された状態で実施すること
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