原子力発電所への「防災安全部」の設置について
平成20年6月17日 東京電力株式会社 当社は、昨年発生した新潟県中越沖地震の経験を踏まえ、原子力発電所におけ る自然災害や原子力防災などに関わる危機管理体制の強化を検討してまいりまし たが、このたび、次の通り社内組織の改編を行います。 ○「防災安全部」の設置 7月1日付で、福島第一、福島第二、柏崎刈羽の各原子力発電所に「防災安全 部」を新たに設置いたします。 原子力発電所ではこれまで、台風などの自然災害や火災への対応、また万一の 放射性物質の外部放出に対する原子力防災など、それぞれの事象について担当す る部門が中心となり対応してまいりましたが、危機管理体制のより一層の強化を 目的に、これらの防災安全機能を集約し、一元的に推進・計画・管理する組織と して「防災安全部」を設置いたします。 新潟県中越沖地震後、化学消防車の配備や耐震防火水槽の設置をはじめとする ハード面の対策や24時間常駐の初期消火体制の整備を順次進めておりますが、今 後は、「防災安全部」を中心として、これらの運用をより強化し、一層災害に強 い原子力発電所の構築を進めてまいります。 以 上 <組織改編の概要図> |