平成19年9月14日
東京電力株式会社
1.今夏(7〜8月)の気象状況・特徴
・7月は、梅雨前線が関東南岸に停滞、全般的に雨や曇りの日が多くみられ、梅雨明けも
平年に比べ12日ほど遅れるなど(今年:8/1頃、平年:7/20頃)、概ね平年を下回る
気温水準で推移した。
・一方、8月は、8月1日の梅雨明け以降、太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が続き、
特に中旬を中心に最高気温が35℃を超える「猛暑日」が度々発生するなど、平年を大幅
に上回る気温水準となった。
・なお、東京地方の8月の月平均最高気温は33.0℃となり、明治9年(1876年)の観測開
始以来4番目の高水準となった【過去最高は平成7年8月の33.7℃】。
2.今夏の気温ならびに最大電力の推移
3.今夏の最大電力の発生状況
・今夏の最大電力は、お盆期間を除く平日のうち今夏最高となる37.0℃(東京地方の最高
気温)を記録した8月22日(水)15時に発生した 6,147万kW。
・これは、前年度実績(H18.7/14(金):5,806万kW)を 341万kW上回った。
<需給逼迫時の緊急・暫定対応>
関係の皆様のご理解・ご協力により、違法取水により水利使用許可取り消しの行政処分
を受けた塩原発電所(90万kW)について、緊急・暫定措置として使用許可(7/30〜9/7)
をいただいた。
<参考>
今夏の最大電力(8月22日:6,147万kW)が過去最大(13年7月24日:6,430万kW)を更新
しなかった要因としては、
(1)節電にご協力いただいたこと
(2)離脱需要が13年度に比べ増加したこと
(3)最大発生日の最高気温が過去最大発生日を下回ったこと
などの影響によるものと考えている。
|