平成19年９月11日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京電力株式会社

　当社は、シンガポールで電力流通設備の建設に関する技術コンサルティングを
実施することとし、現地に技術者を派遣し、本日より、本格的に業務を開始いた
します。

　現在、シンガポールでは、観光事業促進のため総合リゾート施設整備計画が策
定され、同国南部に位置するベイエリア周辺地域のインフラ整備・開発が進めら
れており、2009年以降、マリーナ湾およびセントーサ島に総合リゾート施設が開
園する予定です。
　このたびの技術コンサルティングは、同計画において、電力のより一層高い供
給信頼度を確保することが課題となっている中で、当社の保有する技術力やこれ
までの実績が評価され、政府系送配電会社であるシンガポール・パワーグリッド
社より受託したものです。

　具体的には、電力流通設備の建設にあたり、仕様・設計から資材調達時の書類
審査や、工場立ち会い検査、建設現場での資機材の据付・施工の各段階において、
当社の視点で指導や助言等を行い、経済性・安全性・信頼性それぞれの面から技
術審査を行います。
　本コンサルティングは、2007年７月から2008年11月まで行うとともに、変電、
地中送電、配電の各部門の技術者11名を順次派遣し、シンガポール共和国におけ
る電力の供給信頼度のより一層の向上に貢献してまいります。

　当社は、海外でのビジネスチャンスの発掘による新たな成長・発展をめざし、
海外における発電事業や多様な投資事業を実施するとともに、当社の技術力・ノ
ウハウを活用したコンサルティング事業を推進しており、今後とも、相手国の一
層の発展に寄与できるように海外事業を展開してまいります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上

添付資料
・別紙：シンガポールにおける「電力流通設備の建設に関する技術コンサルティング」 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　概要（PDF 11.6KB） 
・参考：シンガポールの電力事情（PDF 133KB）