プレスリリース 2007年

当社原子力発電所の耐震安全性評価実施計画書の見直しならびに提出について

                             平成19年8月20日
                             東京電力株式会社

 当社は、「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」(以下「耐震指針」と
いう)の改訂に伴う経済産業省原子力安全・保安院からの指示に基づき、平成18年
10月18日に耐震安全性評価実施計画書(以下「実施計画書」という)を提出し、耐
震安全性評価*1を実施してまいりました。
 このたび、新潟県中越沖地震の発生を踏まえて、平成19年7月20日に経済産業省
から受領した指示文書*2に基づき、実施計画を見直し、本日、同省に見直し後の
実施計画書を提出しましたので、お知らせいたします。

 主な見直し内容は、以下のとおりです。
  ・新潟県中越沖地震を踏まえて、これまでの調査に加え、調査の範囲を拡げて
   追加で地質調査を実施する。
  ・福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の代表プラントにおける
   耐震安全性評価の概略については、平成20年3月末までに中間報告を実施す
   る。
  ・柏崎刈羽原子力発電所については、新潟県中越沖地震による耐震安全性を確
   認するとともに、新しい耐震指針に照らした耐震安全性評価を実施する。

 なお、新潟県中越沖地震において、柏崎刈羽原子力発電所では設計を超える地震
動を観測しております。このため、耐震安全性評価とは別に、今回自主的に、柏崎
刈羽原子力発電所の原子炉建屋基礎版上で観測した地震記録データと、福島第一原
子力発電所および福島第二原子力発電所の設計に用いている地震動のデータを比較
し、「止める」「冷やす」「閉じ込める」ための安全上重要な設備への影響につい
て、1ヶ月を目途に検討してまいります。

                                  以 上

*1耐震安全性評価
 地質および地震調査結果に基づき基準地震動を策定し、その基準地震動に対する
機器・建屋などの地震応答解析から機器・配管等の評価を実施するもの。
*2経済産業省から受領した指示文書(平成19年7月20日)
  「平成19年新潟県中越沖地震を踏まえた対応について(指示)」(抜粋)
  3.国民の安全を第一とした耐震安全性の確認
    新潟県中越沖地震から得られる新たな知見をいかし耐震安全性の確保に万
   全を期するため、次の措置を講ずることを求める。
  (ア)新潟県中越沖地震から得られる知見を耐震安全性の評価に適切に反映す
     ること。
  (イ)現在の評価の進捗状況を勘案し、確実に、しかし、可能な限り早期に評
     価を完了できるよう、実施計画の見直しについて検討を行い、1か月を
     目途に、検討結果を報告すること。

○別添資料
・既設発電用原子炉施設の耐震安全性評価実施計画書の見直しについて(概要)(PDF19KB)耐震安全性評価実施計画書の見直し検討結果の報告について(PDF19KB) 
  別紙:既設発電用原子炉施設の耐震安全性評価実施計画書の見直しについて(PDF23KB) 
  −添付1:福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所敷地周辺および近傍 
       における地質調査の概要(PDF16KB) 
  −添付2:柏崎刈羽原子力発電所敷地周辺および近傍における地質調査の概要(PDF16KB) 
  参考:柏崎刈羽原子力発電所における観測データを基に行う設備への影響の概 
     略検討(PDF17KB) 


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