平成19年8月17日
東京電力株式会社
当社は、平成19年7月16日の新潟県中越沖地震の発生を踏まえ、当該の地震から
得られる知見を当社柏崎刈羽原子力発電所の耐震安全性の評価に適切に反映するた
め、余震発生の範囲を含む柏崎刈羽原子力発電所周辺海域において、海上音波探査
による地質調査を実施することといたしました。(平成19年7月26日お知らせ済み)
その後、詳細な検討を行った結果、柏崎刈羽原子力発電所においては、海上音波
探査に加えて、発電所の周辺陸域において、昨年から実施している耐震安全性の評
価のための地質調査の範囲を拡げて地下探査等を実施することといたしました。
今回の調査範囲は、発電所の周辺陸域に加え、長岡平野西縁断層帯を含む陸域を
対象とし、地下探査等により地下構造を評価することで、あらためて活断層の確認
および評価を行います。
また、発電所敷地内においては、ボーリング調査等を実施し、敷地内の深部を含
む地下構造の確認および評価を行うとともに、採取した試料から地震後の地盤の性
質を確認することで、沈下や液状化などについても評価を行います。
福島第一、第二原子力発電所においても、今回の地震発生を踏まえ、これまでの
地質調査をさらに補完し知見を拡充するため、発電所周辺の陸域および海域におけ
る地質調査を実施することといたしました。発電所の周辺陸域では地下探査、周辺
海域では海上音波探査、敷地内ではボーリング調査等を実施することとしており、
今後、準備が整い次第、調査を開始いたします。
以 上
(別紙)
○新潟県中越沖地震の発生を踏まえた柏崎刈羽原子力発電所における
地質調査について(PDF 702KB)
○新潟県中越沖地震の発生を踏まえた福島第一、第二原子力発電所における
地質調査について(PDF 675KB) |