プレスリリース 2007年

東通原子力発電所1号機の原子炉設置許可申請書に係る補正書の提出について

                             平成19年3月29日
                             東京電力株式会社

 本日、当社は、東通原子力発電所1号機の原子炉設置許可申請書(平成18年9月
29日申請)に係る補正書(以下「補正書」という)を経済産業大臣に提出いたしま
した。

 今回の補正は、申請後に生じた原子炉設置許可申請書の記載内容の変更を行うも
ので、主な変更内容は以下のとおりです。
 (1)原子炉冷却材再循環ポンプの電源構成の設計変更
     原子炉冷却材再循環ポンプ(インターナルポンプ)の電源構成について、
    「異常時の燃料の健全性評価に関する報告書※1」の基準を適用し、先行
    の柏崎刈羽原子力発電所6・7号機で設置されているMGセット※2を設
    置しない設計としていたが、先行号機と同様に、一部のインターナルポン
    プへの電源供給において、MGセットを設置する設計に変更する。
 (2)その他
     誤記の訂正、各種データの更新および記載の明確化・適正化。

 今後、今回提出した補正書も含めて、引き続き経済産業省において安全審査が行
われることになります。

                                  以 上

※1 異常時の燃料の健全性評価に関する報告書
   正確には「沸騰遷移後燃料健全性評価分科会報告書」(平成18年6月29日 
  原子力安全委員会了承)。
   新たな知見に基づき、運転時の機器故障などによる異常な状態への変化時に
  おける、燃料の健全性評価などをとりまとめたもの。
   同報告書の基準適用の有無が安全性に影響を及ぼすものではないと考えてい
   る。

※2 MGセット
   電動機とフライホイール(円盤)付き発電機から構成されている設備。仮に
  インターナルポンプへの電源供給がなくなった場合でも、フライホイールの持
  つ慣性力によって発電機が回転することにより、インターナルポンプへの数秒
  間の電源供給を可能にするもの。

(参考)
  東通原子力発電所1号機の概要
   ・位   置  青森県下北郡東通村
   ・原子炉型式  改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)
   ・電気出力   138.5万kW
   ・工事の開始 平成20年12月(予定)
   ・営業運転開始 平成26年12月(予定)

*「工事の開始」とは本館基礎掘削工事の開始を指し、工事計画の認可(着工)は、
平成20年11月の予定。

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします