定期検査中の柏崎刈羽原子力発電所5号機タービン建屋における温風送風機内からの発煙について
平成19年3月22日 東京電力株式会社 柏崎刈羽原子力発電所 当所5号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は第12回定期検査中ですが、 午前10時21分頃、タービン建屋地下2階にある電気油圧式制御装置*室において火 災報知器が発報いたしました。当該室では、協力企業の作業員が油タンクを外側か ら暖めるための温風送風機(直径:約60cm)に接続している電気ケーブルの電流測 定作業を行っておりましたが、温風送風機内からの発煙を確認したことから、速や かに消防署へ通報するとともに初期消火を実施いたしました。 その後、消防署の現場確認により、午前11時13分に鎮火が確認されました。 今後、原因を調査いたします。 なお、作業員にケガはなく、これによる外部への放射能の影響はありません。 以 上 *:電気油圧式制御装置 原子炉で発生した蒸気(主蒸気)圧力とタービン回転数を一定に保つため、 電気信号により高圧の油を使って主タービンに送る蒸気などを制御する装置。 |