プレスリリース 2006年

日本初の石炭灰を再生利用した「ヒートアイランド抑制舗装」の実証試験開始について

~横浜市の市道(生活用道路)において、路面冷却効果や耐久性を検証~

                             平成18年7月6日
                            東京電力株式会社

 当社は、7月10日より、横浜市中区の市道(生活用道路)において、石炭火力
発電で発生する石炭灰を再生利用した、路面冷却効果の持続性を大幅に向上させ
る「ヒートアイランド抑制舗装」の実証試験を開始いたします。

 現在、ヒートアイランド現象の一因とされる路面アスファルトの高温化につい
ては、その抑制が喫緊の課題となっております。
 こうした中、当社は、従来から土地造成材やセメント原料として100%リサイ
クルしている石炭灰のさらなる有効利用を目指して、昨年10月、これを再生利用
した「ヒートアイランド抑制舗装」の技術を日本で初めて開発いたしました。
                      (平成17年10月お知らせ済み)

 これまで、当社の技術開発本部の敷地内でフィールド実験を実施してまいりま
したが、このたび、横浜市道路局様にご協力をいただき、同市中区の市道(生活
用道路:延長113m、幅6m)に「ヒートアイランド抑制舗装」を施し、7月10
日より路面温度を計測するなど本格的な実証試験を開始いたします。
 具体的には、舗装内に蓄えられた水分を活用して路面冷却効果を持続するとい
う特長・効果を検証するため、通常型と簡易型の2種類の「ヒートアイランド抑
制舗装」と一般的な舗装を施し、それぞれ舗装の表面温度を計測・比較するとと
もに耐久性についても検証いたします。

 このたびの実証試験を通じて、公道上における「ヒートアイランド抑制舗装」
の路面冷却効果の持続性を確認するとともに、今後、追跡調査や経済性について
の検証を進めることにより、まずは、簡易型の「ヒートアイランド抑制舗装」に
ついて、平成18年度中の実用化を目指してまいります。
 当社は、今後とも、環境改善に資する技術開発を通じて、循環型社会の実現お
よびヒートアイランド対策に貢献してまいります。

                                 以 上

添付資料
・別紙1:石炭灰を再生利用した「ヒートアイランド抑制舗装」の概要(PDF 97.1KB) 
・別紙2:「ヒートアイランド抑制舗装」実証試験の概要(PDF 1399KB) 


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